Poser7とiPoser7って、何が違うの?
iPoserという、Poserの廉価版がある。今回は、iPoserと通常版Poserの違いを調べてみたので覚書しておきたい。
iPoser7とPoser7の違い
公式サイトによると、iPoser7はPoser7から以下の機能を省いたものなんだそうだ。
- マテリアルルームの詳細設定
→凝ったマテリアル(材質)を設定したいときに困る
- フェイスルーム
→付属フィギュアの顔つきを変えたいときに困る…が、 DAZ などの別売りフィギュアをメインに使うなら別に困らない
- ヘアルーム
→ダイナミックヘアが使えない。が、ダイナミックヘアは重くて扱いづらいため、現在はイマイチ主流ではないので、特に困らないかも。
- クロスルーム
→ダイナミッククロス(リアルな布シミュレーション)が使えない。
- セットアップルーム
→自作フィギュアや服に関節(ボーン)を設定することが出来ない。服やフィギュアの自作をしたい人には致命的。
- トークデザイン(リップシンク)
→音声にあわせて、頭部や唇、目パチを行う機能。日本語のシンクロ率はイマイチなので、英語音声シンクロをやりたい人以外にはどうでもいいかも知れない。
- OpenGLハードウェアアクセラレーションレンダリング
→プレビューのことだと思うが、処理速度の速いPCを使っていれば、それほど気にならないかも。
- モーフパテ
→ブラシでフィギュアや服を盛り上げたりへこませたりしてモーフターゲットを作る機能。あれば、服のはみ出しを修正するのに便利だが、マグネット機能でもなんとかなる。
- Pythonスクリプト
→世に出回っているPythonスクリプト系製品が使えない。あまり凝ったことはしないと割り切るなら必要ないかも。
- アニメーション出力
→アニメーションを出力できない。静止画オンリーでいくなら問題なし。
- 1200x1600を超えるサイズでのレンダリング
→上記サイズ内でおさまるレンダリングなら問題なし
- BVHファイルおよび3Dオブジェクトの書き出し
→フィギュアのアニメモーションや形状の書き出しが出来ない。他ソフトとの連携や、フィギュアのカスタマイズを考えないなら不要。
- 収録コンテンツの一部
→何が省略されているのかは不明
そして、iPoserには美少女フィギュア「にあ☆みぃ」が付属している。(Poser7では別売り)
まとめ
難しいことをしないならiPoser7で充分、にあ☆みぃも付属しててお得だなー、という気はする。例えば、デッサンなどのアタリとして使う人はこれで充分だろう。付属フィギュアや別売りフィギュアで静止画レンダリングしたいだけ、という人も特に問題なさそう。
ただ、iPoser7→Poser7へのアップグレードは出来ず、買いなおすしかない。自分でどこまでやりたいか明確ではない人は、通常のPoser7を勝っておいたほうが無難だと思う。
iPoser7
Poser7の廉価版。
amazonでも購入できるが、イーフロンティア直営店で購入した方が若干お得。
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