Illustrator。
私はアドビのPhotoshopと一緒に買ったのだが、長らく持ち腐れてしまっていた高級ソフトである。ロゴなんかを描くのいいらしい、ということはなんとなく知っていたので、Poser用のテクスチャなんかを作ってみたいなと、当時は思ったのだ。
高価なソフトをえいやと買ってしまえば、使わないともったいないからバリバリ使うことになるだろうと思っていたが、意外に私の怠け心の方が強く、長らく放置していたのだった。
本当にもったいないので、大きな本屋に行って立ち読みしまくり、良さそうなIllustrator解説書を買ってきた。
初心者向けの内容で、画像を多めに使って解説してある本がいいなと思って探していたら、この本が一番良さそうだった。
■内容
目次は以下の通り。
Illustrator 練習帳 for DTP 目次 (A4 / 287ページ )
前半70ページほどの「基礎編」で基本操作、後半の「実践編」では、チラシなどを実際に作る手順がステップバイステップで解説されている。とにかく、画像が多い。画像より文字が多いページは見あたらないほどである。これはありがたい。
私のようにIllustratorの各機能を把握していない人間には、「基礎編」にまとめられている、「機能の簡単な解説&使用イメージ」がとてもありがたかった。パッと見てだいたいどういう機能か、わかるようになっているのだ。はっきり言って、私が知りたかったことはほぼ、前半の基礎編で事足りてしまった。
後半の実践編も、約8割が画像である。画面操作を解説する本はこうでなくっちゃ、と言いたいほどだ。本物っぽいデザインのチラシを作る課程は、とても面白かった。
■まとめ
画像を多用しているため、とてもわかりやすい解説本だ。サイズもA4で、少し重いが本を見ながら作業するのにちょうどいい。実際にIllustratorを使い込んでいる人が解説しているようで、マニュアルには載ってなさそうな解説が多数。
出版はちょっと聞いたことのない会社だったが、この本はアタリだったと思う。姉妹本(?)のPhotoshop練習帳 for DTPも読んでみたい。
評価 ★★★★★
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