テクスチャの教科書 ★★★★★
「テクスチャ教科書」という解説書をゲット。
テクスチャに特化して、現実の質感の観察からテクスチャ作成の基本テクニック、実践までを多くの実例つきで解説している。
目次
- PART1 基礎編
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- 第1章 質感観察
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- 質感はどこに現れる?
- 光の受け方を観察する
- 汚れる場所を観察する
- 劣化の現れる場所を観察する
- シワを観察する
- 第2章 基礎知識
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- テクスチャの種類
- プロシージャルテクスチャ
- 画像(ピクチャ)テクスチャ
- マッピングの種類
- カラーマッピング(基本色)
- ディフューズマッピング(拡散反射)
- スペキュラマッピング(鏡面反射)
- アンビエントマッピング(周囲光)
- トランスペアレンシマッピング(透明度)
- リフレクションマッピング(反射)
- バンプマッピング
- テクスチャの貼り方
- Planar Image Map(平行投影)
- Cylindrical Image Map(円柱)
- Spherical Image Map(球体)
- Camera Map(カメラ)
- UV Map
- 第3章 基本テクニック
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- テクスチャ制作の基本テクニック
- 3DCG制作の主な流れ
- ラフスケッチ
- モデリングとテクスチャ計画
- テクスチャサイズを決める
- テクスチャ制作の手法を吟味する
- 素材集を使う
- 自分で撮影する1
- 自分で撮影する2
- 自分で撮影する3
- 自分で撮影する4
- 手描きで描く
- Photoshopの基本
- ブラシを使いこなす
- その他のよく使うツール
- レイヤーを使いこなす
- 写真画像のレタッチ
- トーンカーブを使いこなす
- トーンカーブでも補正できないツブレとトビ
- PART2 実践編
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- 第4章 鯨型飛行艇
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- 鯨型飛行艇
- テクスチャ設計
- 胴体のテクスチャ
- 翼のテクスチャ
- 仕上げ
- 第5章 蠍(サソリ)
- 蠍(サソリ)
- テクスチャ設計
- 透明感のあるサソリのテクスチャ
- 仕上げ
- 第6章 木酒家
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- 木酒家
- テクスチャ設計
- メインの木の家のテクスチャ
- ドレープがかった麻布の作成
- 桟橋のテクスチャ
- 岩のテクスチャ
- 仕上げ
- 第7章 ロボット
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- ロボット
- テクスチャ設計
- ロボットのテクスチャ
- 床のテクスチャ
- 仕上げ
- 第8章 顔
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- 顔
- テクスチャ設計
- 顔のテクスチャ
- 目のテクスチャ
- 髪の毛のテクスチャ
- ピアスのテクスチャ
- 仕上げ
- 第9章 クリーチャー
- クリーチャー
- テクスチャ設計
- クリーチャーのテクスチャ
- まとわりつく液体のテクスチャ
- 糸引く物質のテクスチャ
- 抜け殻のテクスチャ
- ビルのテクスチャ(壁)
- ビルのテクスチャ(窓)
まとめ
今までいろんな情報をちょこちょこ読んでわかった気になっていた私は、前半の基礎編がとても役にたった。知識の整理ができたような気になったが、たぶん実際に試してみないと気のせいで終わってしまうことだろう。後半はクジラの乗り物やサソリなど、楽しい素材を使ってテクスチャを作成する手順が解説されている。解説自体はわかりやすいのだが、手描きテクスチャは芸術チックなフィーリングが要求されるのでかんたんにはできないよなあ、と改めて思い知ったのだった。
2Dペイントソフトとしては主にフォトショップを使用し、使用方法についても解説されている。3DCGソフトはたぶんMayaあたりなんじゃないかと思うが、特にこれといった解説はされず、さらっと流されている感じだ。
トータルとしてみると、まさにテクスチャの教科書と呼べるほど、考え方やワザを網羅している。価格は少々高いが、価格分以上の価値はあると言っていいだろう。
★★★★★ テクスチャ教科書
https://zenryokuhp.com/poser-oboegaki/archives/2008/03/post_90.htmlテクスチャの教科書 ★★★★★
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