Poser用のスクリプトを書くのにちょうど良さそうなPythonポケットリファレンスをゲット。
PoserにはPythonスクリプト機能が備わっていて、複数の手順を一撃で処理出来たり、あれっPoserでこんなこと出来るの?という不思議現象を起こしたりできるのだ。私は、Poser付属のサンプルスクリプトを少しづつ改造してトライアンドエラーを繰り返し、目的の動作をさせたりしていた。
けど、Pythonのとっても初歩的なところでつまずきまくり、膨大な時間を無駄にしてしまった。もっと初期の頃に、こういった本を手元に用意しておけばよかったのだ。
私がまず最初にハマッたのは、Pythonはインデント(行下げ)の深さで処理のブロックを決めているということ。そんなことさえ知らない私は、なんでスペースを一個追加しただけでエラーになるのか延々と考えてイラついていた。
try exceptってなんじゃそりゃ、タプル?re.compile?selfってなんだセルフサービスで何かやんのかこのやろう、などとだんだん殺伐としてくる私。結局、ネットで検索しまくってそれらは解決した。ただ、私がつまずいた箇所がことごとくこの本の中でわかりやすく解説されていた。きっと、初心者がつまずく箇所なんて、みんな同じようなもんなんだろう。なんだちくしょう。
そんなわけで、Pythonポケットリファレンスには基本的なことについては網羅してある感じ。ただし、Pythonで何か凝ったことをしようとしたときに、GUI(入力画面とか)はどうやって作るのかとか、画像処理はどうすればいいのかとかは解説されていない。それらはきっと、上級者向けなんだろう。
ちなみに、GUI作成はtkinter(Poserにも標準で入っている)やWxPython(Poser8)というパッケージを使うと、Poserと親和性が高いようだ。画像処理に関しては、私はPILというパッケージの無料版を使っている。その他、Twitterを操ったりデータベースを操ったりするためのたくさんのパッケージが用意されていて、Pythonの基本がわかったら役立つパッケージをいくつ使いこなせるかが勝負になってきそうだ。
Python入門時には「基本とルール」に目を通しておくと、その後の理解度が全く違ってくるだろう。サンプルコードがたくさん付属しているのもいい。私が本屋でPython解説書を立ち読みしまくった限りでは、この本が最もまとまっていたと思う。今は、http://www.pose360.com というサイトをGoogleAppEngine+Pythonで作っているのだが、この本をちょくちょく参考にしている。
立ち読みしまくったあげく、amazonで注文してしまったので本屋さんにちょっとだけ申し訳ない気分になりつつ、今回の覚書を終わる。
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