私はCarrara6までしか知らない。
色々変わってるんだろうなと思って、起動してみると…
あれ?あんまり変わってないな。
公式ページによると、以前のバージョンとの違いはこんな感じ。
Carrara8は以前と比べて、より早くよりダイナミックになりました(?)
熟練したユーザや技術者がコラボするための機能が盛り込まれています。
どういうことなんだろうか?
具体的な追加機能などを見てみよう。
64ビット対応っていうのが一番大きいのかな。
「名ばかり新機能」みたいなのはなくて、堅実な機能追加や改善が多い感じ。
購入後、DAZにログインして右上の人型アイコンクリック>MY ACCOUNT>ProductLibraryより、
まずはCarrara 8.5 Proをインストール。
Carrara RenderNodeというのは、ネットワークレンダリング用に使うエージェントプログラムなので、1台で使う場合は気にしなくていい。
ネットワークレンダリングする場合は、対象マシンにインストールしよう。
あとは、Windows/Mac、32ビット/64ビットの違いがあるので、マシンに合わせて選ぼう。
インストールは基本、「Next」を連打してればOK。最初の起動時に、シリアル番号(Serial Number)を聞かれるので入力しよう。
DAZログイン後、MYACCOUNT>Serial Numbersからシリアル番号を確認できる。
すっごい、オマケいっぱいついてる。
Carrara8.5Proのページの下にズラッと並んでいる(This product includes the fllowing products: この製品には以下の製品群が付属しています)アイテムがオマケについてくる。
Victoria 5 、 Michael 5 という第五世代フィギュア(Genesis)と関連アイテムだ。
トータル32アイテム。
また、オマケコンテンツが山盛りで見つけにくいのだが、Carrara8のネイティブコンテンツというのを入れておこう。
サンプルシーンや、Carrara専用オブジェクトなどが入っている。
また、DAZ STUDIO用にインストールしたコンテンツは、自動的にCarraraで認識される模様。
PoserライブラリをCarraraから呼び出す機能は、Carrara6と変わらないようだ。
こちらを参考にしてほしい。(Carrara6から、Poserのライブラリを直接呼び出す - Poser覚書)
操作が大きく変わっているところはないっぽい。
これは、逆にありがたい。
メモリをやたら食う(呼び出すフィギュアやシーンにもよる?)ので、メモリ多めのマシンで動かしたいところ。
私の4G環境だと、複雑なシーンはちょっと厳しかった。メモリ8G~16Gくらいは搭載したいかな。
ただ、HDRIによる背景合成が結構簡単なのが嬉しい。
真正面から攻めるとマシンパワーが足りなくても、機能の多彩さで工夫の余地がある印象だ。
旧バージョンでは、Poserとのデータ受け渡しにTransPoserという仲介ユーティリティが使われていた。
が、Carrara本体のPoser連携機能が大幅に強化されたため、TransPoser自体不要となりなくなったようだ。
たしかに、Poserランタイムを直接呼び出せるから、全く問題ない気がする。
これほど多彩な機能を保つ3DCGソフトなら、セール価格でゲットできれば、かなりのお買い得感。
Poserシーンのレンダラー(描画用)としては、かなりお手軽といえるだろう。
特にHDRI背景とフィギュアの合成はとても美しい。
ネックは日本語情報が少ないところ。
いちおうざっくりとした使い方は、Carrara覚書にちょこちょこ書いてる(けど、最近更新してない)ので、何かの参考にしてほしい。
まとめ
64ビットマシンを持っているなら、Poser連携用として使えばかなり活躍するかも。
逆に、イヤ、オレPoserのレンダリング質感大好きだしって人には無用だと思う。
Mayaとか3DsMaxは高すぎて手が出ないけど、本格的な3DCGにチャレンジしてみたい!っていうあなたには、
かなり面白い3DCGソフトになるんじゃないだろうか。
>>>機能てんこ盛り 本格3DCGソフト Carrara 8 Pro
関連:
DAZ STUDIOをインストール