アニメのセル画のようにレンダリングする手法、トゥーンレンダリング。
今回は、 Carrara6 に付属の機能を使って、トゥーンレンダリングしてみたい。手順自体は、こうやって覚書するほどではないくらい簡単だ。まずは、出来上がりのイメージを見てもらおう。
動画なので、多少の線の荒さはごまかせている感じ。ただし、輪郭の線もきれいに出ているし、まあ許せる範囲じゃないだろうか。
では、やり方。
Carrara6を起動し、フィギュアなどを配置する。(必要なら)好きなようにアニメーションをつける。
▲モデルは BelBel 、 服は Civil Servant を使用。前回の乳揺れアニメの使い回しだ。
画面右下の「Instances」タブをクリック
Sceneをクリックして選択状態にする
画面右上の「Filters」タブをクリック
そのすぐ下の「+」をクリック
これは、シーン全体に適用するフィルタを追加する、というような手順だ。
メニューが表示されるので、「Toon! part Ⅲ」を選択
「Toon! part Ⅲ」という項目が現れるので、「Edit」ボタンをクリック
設定画面が出てくるので、好きなように設定する。
内容はよくわからないが、とりあえず「Line Widths」は線の太さを設定する項目らしい。デフォルトでは線が太すぎるので「Object Edge」と「Sharp Edges」の値をそれぞれ1にしておいた。もうちょっとちゃんと設定すると、さらにキレイになるのかも知れない。
Renderルームに移動してレンダリング
出来上がりに満足できるかどうかは別として、とりあえずトゥーンレンダリングできた。今回は、アニメ調キャラでやっているのでそこそこうまくいっているが、リアル調フィギュアを使うと、多分透明マップを使っているまつ毛とか髪が妙な表示になるんじゃないかと思う。
ちなみに背景がトゥーン表示になっていないのは、この背景がポリゴンによるものじゃなく、HDRI画像だからだ。
他にもCarrara用のトゥーンレンダリングプラグインには、Toon! pro(有料、英語)やYATOON(フリー、日本語解説あり)があるようだ。いずれ試してみようと思う。
関連:
Carrara6 リリース
アニメ調フィギュアBelBel紹介
セクシーポリス Civil Servant