スクリプト機能のないCarraraに、Pythonスクリプト機能を追加できるプラグイン、PyCarraraが登場。
情報元: PyCarrara 0.3-alpha Python plugin available DAZ 3D Forum
▲ピストンの動きにスクリプト(三角関数のSinカーブ)を使っている
まだアルファ版というだけあって、色々不安定ではあるようだ。実行前には念のため、シーンを保存しておくようにしよう。
Windows版のみで、Carrara6、Carrara7、Carrara8に対応。
発売されたばかりの Carrara8 にもう対応しているとは対応が速い。
PyCarrara公式ページの「Download」をクリック →PyCarrara公式ページ
「Download Now!」をクリック
しばらくするとダウンロードが始まる。
回答すると、以下のようなフォルダ構成。Carraraのバージョン別にファイルが分かれている。C6はCarrara6用、C7はCarrara7用、C8_Win32はCarrara8用だ。
対象フォルダの下にあるExtensionsフォルダを、Carraraインストールフォルダ( Carrara6の場合はC:\Program Files\DAZ\Carrara 6)にフォルダごとコピー
これでプラグインのインストールは完了。
また、別途Python2.6をインストールする必要がある。
Python Japan User's Clubのダウンロードページから、Windows用インストーラ(python-2.6.2.msi)をダウンロード →Python Japan User's Club ダウンロードページ
インストールは、「Next」などを連打していれば特にややこしいことは聞かれない。
作者が、Python2.6のインストールフォルダは、C:\Python26\ にした場合しかテストしていないよ、と行っているのでこのとおりにしておいた方が無難だ。
(Carraraが起動していたら)Carraraを再起動する。
適当なオブジェクトを呼び出し、画面右下のInstancesパネルでオブジェクトの「Model」を選択状態にする
▲足しか出てないけども、 Michael4 を呼び出してみた。足元のふにゃふにゃは間違えて呼び出してしまったオブジェクト。気にしなくていい。
画面右上で「Modifier」タブをクリック後、「+」をクリックして「PyModifier」が出てきたらインストール出来てるんだな、と思っていいようだ。
解凍後のSamplesフォルダに、サンプルがいくつか入っているので試してみよう。
▲今回は、PyCarrara_Demo1.carを開いてみる。
シーンが開いた。画面右下のInstancesから「Moter」を選択状態にすると、スクリプトが確認できる。
▲画面右下の「Instances」からMotorを選択状態にしたところ。
内容は、ピストン4つのZ軸を三角関数のsinで変化させて、最後になぜか「Hello」と表示させているようだ。
再生ボタンを押すと動きを確認できるので、ちょこちょこっとスクリプトを書き換えてみて、「こう変えるとこうなるのかー」などと試してみるといいと思う。
▲再生ボタンクリックで動きが確認できる。
まだまだ使い勝手は悪そうだが、アニメーション作成なんかには絶大な効果を発揮するんじゃないだろうか。もう少しバージョンが上がって使い易くなるのを期待しつつ、今回の覚書を終わる。
関連:
統合3DCGソフト Carrara8リリース
Michael4 Base紹介