Poserパーフェクトブックをゲット。
トータル312ページで、1/3が静止画・動画のチュートリアル、残りはマニュアルっぽい内容になっている。
第1章 基礎知識篇
1-1 Poser とは
1-2 Poser7のカスタマイズ
1-3 Poser7のファイルと管理
1-4 フィギュアの紹介
1-5 関連サイトの紹介
第2章 作例篇
2-1 基本操作
2-2 静止画を作る
2-3 アニメーションムービーを作る
第3章 リファレンス/インターフェイス篇
3-1 メニュー
3-2 ウィンドウ・パレット
第4章 リファレンス/機能篇
4-1 ライト
4-2 カメラ
4-3 デフォーマ
4-4 レンダリングオプション
第5章 リファレンス/マテリアル篇
5-1 マテリアルリファレンス
第6章 リファレンス/ルーム篇
6-1 フェイスルーム
6-2 ヘアールーム
6-3 クロスルーム
6-4 セットアップルーム
6-5 コンテンツルーム
Column
・Poser単位について
・フルボディモーフ
・IKの利用
・モーフターゲットについて
・解像度について
・スムースシェーディングとスムースポリゴン
・オリジナルのVisemeマップファイルの作成
・影響範囲について
・回転順序について
・色の計算について
・マイナスライト
・ライトカメラの利用
・ノードの接続例
・背景ルートノードの利用
・Z-Depthマップの取得
・トゥーンの表現
・ライトのAOとAOノード
・テクスチャフィルタリングについて
・衝突判定について
・シミュレーション結果の書き出しについて
まず、Poserのソフトとしての歴史だとか、フォルダ構成などの基礎知識。そして、いよいよ本編は第二章から始まる。作例を示して、その作り方をを解説していく、というやり方だ。
基本操作の作例は、ソファの前でファイティングボーズを取るサイモン(Poser7付属のおっさん)で始まる。むう、誰か「これはないと思います!」とか意義を唱えなかったんだろうか。まあ、基本操作だけに、デフォルトで現れるフィギュアを使った作例ということにしたのかも知れない。
次の静止画づくりの解説は、実際によく撮れている写真(日光を浴びながら、ニヒッ、と笑っている女の子)をよく観察しつつ、Poserで同じシーンを再現しようということのようだ。良く撮れている写真を観察してシーンを作る、というのは言われてみれば当たり前なのだが、なるほどと思った。確かに想像でやってしまうと、なんだかイケてない画像が出来上がってしまうからだ。
解説はポージング、表情付け、背景、カメラワーク、ライティング、レンダリング、ポストワークと進んでいくのだが、内容はかなりあっさり目。ここは細かいこだわりみたいなものを詳しく解説して欲しかったところだ。
次の動画作りは、にあみぃが走ってきて挨拶する、という作例。こちらも、かなりあっさり目の解説だ。私が未だに使い方がよくわかってないアニメーションレイヤーの解説がなかったのが残念だが、動画共有サイトにキレイにアップロードするための条件がまとめられていたのはありがたかった。
第三章以降はマニュアルっぽい内容。各機能をまんべんなく網羅しているようなので、Poser付属のマニュアルがワケわかんねぇよ、という人には役に立つんじゃないだろうか。「コラム」は、知識の整理に役立つものが多々あった。
私としては、魅力ある作例をズドンと示したあと、そこに使われているヘビーユーザならではのテクニックを解説してくれるような内容にして欲しかった。各機能の解説よりは、機能の組み合わせ方を中心にしてもらったほうがありがたかったと思う。
とりあえず、前半の静止画と動画の解説で使われている作例がWebで公開されているので、購入を検討する人は見てみるといいんじゃないだろうか。
→Poserパーフェクトブックの第二章で使われている作例 (Poserパーフェクトブック特設サイト)
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