メタセコイアのデータ（九重りん）をPoserに取り込み

　メタセコイアのデータを、Poserに取り込む手順を覚書してみたい。

▲とりあえず取りこんだ、かこみきさん作成のデータ

　obj形式に変換して取り込めばいいだけだと思っていたのだが、いくつかパラメータ設定が必要でしばし試行錯誤したのだった。取りこむ、と言っても今回はポーズなどが変更できない「小物」扱いのオブジェクトとして取り込む方法。がんばればPoser上でボーン（関節）を仕込んだりできそうな気もする。

　なお、obj出力はメタセコイア有料版じゃないとできないらしいので注意。

やり方

　まずは、かこみきさんのサイト「SaYaKa Project」のDATAから、メタセコイアのデータをダウンロードしてこよう。今回は、「九重りん」というデータをダウンロードしてきた。

　そんでもって、メタセコイアからファイル→開くで読み込む。読みこむのは拡張子がmqoのファイルだ。

▲読み込み完了

　読み込み終わったら、こいつをobj形式で書き出そう。

　画面上部のメニューから、ファイル→名前を付けて保存を選択

　適当なフォルダに適当なファイル名をつけると、OBJ Exportウインドウが表示される。

　以下のようにチェックをつけてOKをクリック

　これで、obj形式での書き出しが完了。メタセコイアのデータなら毎回上記の設定でいいのかというと、ちょっと自信がない。

　なお、objファイルと同じフォルダに各種テクスチャ（データ解凍時に出てくるjpgファイル）を置いておく必要がある。mqoファイルと違うフォルダにobjを書き出した人は、jpgファイルをコピーするなりしておこう。

　続いて、Poserを起動し、objファイルを読み込む。

　画面上部のメニューから、File→Import→Wavefront Obj...を選択

　Import Optionsウインドウが表示される。

　以下のようにチェックをつけて、OKをクリック。

　先ほど書きだしたobjファイルのファイル名を指定

　しばらく時間がかかって、取り込めたような感じ。レンダリングしてみよう。

　レンダリングしたら、髪の毛がなんだかおかしい。

　アップにしてみると、変なしましまが出来ていた。

　このしましまができる原因はいまだによくわからないが、対処方法はわかる。（参考：レンダリング時に出る変なしましまを消す）

　マテリアルルームで、しましまが出ているマテリアルのルートノードの「Normals_forward」にチェックをつければいいのだ。これは、一部ポリゴンが裏返っていても強制的にカメラの方向が表になるようにする、とかそういう感じのヤツである。

　マテリアルルームで、マテリアル名「//前髪」のルートノードにて、Normals_forwardにチェックをつける

　Poser英語版のため、日本語のマテリアル名が文字化けするが、まあ、大きな問題はないので無視しよう。

　これで、「変なしましま」はなくなった。そのうち、もっといろいろわかったら抜本的解決をすることにして、今は問題を先送りしておこう。

　また、なぜか、各マテリアルがやけに暗い色になっていた。マテリアルを一つ一つ修正すればいいのだが、めんどくさいのでライトの強さを500%とかにしてごまかすことにした。

▲取り込み完了

　かこみきさんのサイトには、他にも教室セットや体育用具室セットなどの面白小物が公開されているので、ありがたく使わせていただくといいんじゃないだろうか。

関連：
レンダリング時に出る変なしましまを消す

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