Poser8に付属の、Wardrobe Wizardの機能をつかって、フィギュア型ヘアの位置合わせをする覚書。以下はPoser8英語版で試したけども、 Poser8日本語版 でも同じだと思う。
▲ Victoria4 に Ultimate Hair (Vitoria3にのみ対応したフィギュア型髪) をコンフォームし、位置合わせした例
例えば、 Victoria3 にしか対応していない髪を Victoria4 で使いたいなー、と言った場合、「小道具型の髪」ならパラメータのyTransやScaleなどをいじって、ちょちょいと調整できる。けど、フィギュア型の髪をコンフォーム(フィギュアに着用)すると、パラメータをいじっても位置はピクリとも動かないだろう。(コンフォームせずに、フィギュア本体にペアレントする、という方法もある)
今回は、Poser8から付属してきたWardrobe WizardのShift機能を使って、髪の位置合わせをしてみたい。
Wardrobe Wizardは異なるフィギュア間で服をコンバートしてくれるという便利ツールなのだが、デフォルトの状態ではPoser4~Poser8のPoser標準フィギュアプラスアルファにだけ対応している。DAZフィギュアのコンバートは有料オプションだったので、私はいまいち使わずに放置していたのだった。
さっそくやってみよう。まずは、Wardrobe Wizardのメニューを出そう。
画面上部メニュー「Window」→「Python Scripts」を選択
Python Scriptsウインドウが表示されるので、「Warrobe Wizard」をクリック
Utilities...をクリック
Shift...をクリック
コンフォーム(着用)したフィギュアを移動させるメニュー「Shift」の各コマンドが現れる。
フィギュアに髪をコンフォーム(Figure→Conform To)したあと、髪を選択状態にして上記メニューで位置合わせする
ほとんどの場合、上下移動(Shift UpとShift Down)だけで充分だ。あとは髪のScaleを調整してフィギュアの頭の形状に合うよう、大きさを調整しよう。なお、髪を選択状態にするのを忘れて、フィギュア本体(Victoria4)を選択状態にしたままShift Upとかをクリックしたらエラーが出た。フィギュアの位置が移動してしまっているかも知れないので気をつけよう。
▲フィギュア本体を選択状態にしたまま、Shiftメニューを実行するとエラーが。
内部の動きはいまいちわからないのだが、ボタンをクリックするたびに、のそっ、のそっ、と動く感じ。どうもどっかのパラメータをちょちょいと変更しているのではなく、全体の頂点をごっそり動かしているっぽい。
とにかく、このツールのおかげで、昔購入した古い髪も再利用できそうで嬉しい限り。あとは市販品の髪の位置が気にくわない場合にもちょちょいと直せてしまうのだ。Wardrobe Wizardには服の変換機能以外にも便利なツールがありそうなので、もうちょっと色々調べてみたいと思う。
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