Poser覚書> ニュース > その他ニュース

Poser9とPoserPro2012発表

 Smithmicroのページで、Poser9とPoserPro2012の発売予告が行われている。

 2011/08/17から事前注文が可能とのことで、発売自体は9月ごろだろうか。

目玉機能は?

 今回の目玉は以下の3点のようだ。

  • ウェイトマップツール搭載
    • 現在の関節を曲げる「球状影響範囲」に加え、ウェイトマップ方式をブレンドできる。これにより、さらにリアルな関節の曲げが実現できる、らしい。服に自動的にウェイトマップを適用できる仕組みが付属するらしい。
  • リアルタイムプレビューが進化
    • レンダリングイメージに近い形のリアルタイムプレビューが搭載される。点光源、無限光、IBL、AO、ノーマルマップの効果、ソフトシャドウなどがリアルタイムに描画される。
  • ワークフロー(基本操作?)改善
    • オブジェクトのグルーピングができ、グループ化したオブジェクトはまとめて移動、回転、サイズ変更が出来る。
    • ライブラリに「シーン」カテゴリが追加され、シーンをまるごとライブラリに保存でき、使いまわせる。
    • ライブラリからアイテムを複数選択してドラッグ&ドロップできる。服一式を一発でシーン内に呼び出せる、ということか。

 ウェイトマップは、もし想像通りならば、関節の曲げなどによって人体の肉がいい感じに変形するさまを再現できる、おもしろ機能になりそう。

 リアルタイムプレビューは、クォリティがアップすることで、何回もテストレンダリングを重ねなくてすむようになりそう。また、プレビューレベルでも、かなりのクォリティのアニメーションが作れそうで嬉しい。

 最後のワークフローの改善は、地味なようで非常に欲しい機能のような気がする。

Poser9とPoserPro2012って何が違う?

 基本機能は同じ。PoserPro2012には、ネットワークレンダリング、外部3Dソフトとの連携機能、64ビット対応、HDRIサポートなどの機能がつく。

 ただ、Poser8とPoserPro2011のときは、PoserProは安定度がPoser8より高かった、気がする。

まとめ

 事前発表で盛り上がって、実際に触ってみると「あ…こういう機能なんだ…」と、がっかりしてしまうことも今まではあったが、今回はとくにリアルタイムプレビューとワークフロー改善を期待したい。

 あとは、できたら、最初っから安定して動くといいのだが。

 事前注文が始まったら、ぜひ注文してみることにして、今回の覚書を終わる。

関連:

次の物理演算も、ライブプレビューも、サブディビジョンもフィッティングも搭載! Poser10/PoserPro2014が2013年5月21日リリース予定へ


Poser覚書> ニュース > その他ニュース もくじ