

スーパーマートでの蟹販売は、業務用と一般消費者向けで大きく異なります。業務用食材卸売市場の「Mマート」では、飲食店や小売店向けに1kg単位や大容量パックでの販売が中心です。一方、イオンや西友などの一般スーパーでは、冬ギフトとして家庭用サイズで販売されており、ネットや店頭での予約配送に対応しています。
参考)https://www.m-mart.co.jp/search/cate_sub.php?cate=2amp;cate2=2amp;cate3=9
業務用マートの最大の特徴は価格の安さで、例えばズワイガニポーションが1kgあたり6,490円から、タラバガニ肩が7,100円程度で仕入れできます。一般のスーパーでは、ボイルずわいがにハーフポーション(半むき身冷凍)が主流で、デパ地下なら生ズワイポーションや4L相当の大きめサイズも入手可能です。
参考)【独自調査】お得なカニは?実店舗とネット販売を比較してみた!…
購入先を選ぶ際は、必要な量と用途を明確にすることが重要です。大量購入なら業務用マート、少量で高品質を求めるならデパ地下や専門通販がおすすめです。
参考)https://marutsu.jp/blogs/news/kani_online_choose
カニの鮮度基準や商品選択の参考情報については、東京都中央卸売市場の品目別取扱実績が詳しく掲載されています。
生(活)カニを購入する際は、脱皮から半年以上経過した「堅ガニ」を選ぶことが最重要ポイントです。堅ガニは身がぎっしり詰まり、カニミソもたっぷり入っています。選別時には、持ったときにずっしりと重く、全体的にツヤがあり、甲羅が乾燥していないものを選びましょう。
鮮度の判断には、活発に動いているか、脚の付け根が黒ずんでいないかをチェックします。古くなったカニは長時間空気に触れているため、酸化により脚の付け根が黒ずんでいます。オスのズワイガニの場合、ハサミが大きいことも重要で、ハサミが小さいオスガニは脱皮直後で身が詰まっていない可能性があります。
紅ズワイガニを選ぶ際は、カニビルがついているかも確認ポイントです。カニビルがついているということは、脱皮してから時間が経っている証拠になり、美味しい紅ズワイガニを選ぶ際の重要な指標となります。店頭では許可を得て実際に触って確かめるか、店員に「重いカニが欲しい」と任せるのも効果的です。
料理人による詳しいカニの選び方は、プロの視点でまとめられています。
カニの価格は時期と漁獲量によって大きく変動します。年末年始の需要が高まる12月は値段が高騰し、東京都中央卸売市場のデータでは12月のズワイガニ価格が3,838円と年間で最も高い水準になりました。逆に1月から2月にかけて価格が安定することが多く、安く購入したい場合は年末年始を避けるのが賢明です。
参考)Redirecting to https://www.ken…
ズワイガニの1kgあたりの相場は7,000円から15,000円程度で、特大サイズでは20,000円を超えることもあります。ブランドズワイガニの「越前ガニ」「松葉ガニ」「間人ガニ」などはさらに高価格帯になります。業務用マートでは、紅ズワイガニ足が1kgあたり2,300円、ズワイガニ足3Lサイズが1kgあたり3,390円程度で仕入れ可能です。
参考)カニ 仕入れ
漁の解禁直後の11月や、悪天候で漁に出られない期間が続く時期は、漁獲量が減少して価格が高騰しやすくなります。3月頃になると漁期の終盤を迎え、価格が少し落ち着くのが一般的です。コスパを重視するなら、1月から2月の時期を狙うことをおすすめします。
カニの価格動向について詳しく知りたい方は、こちらの参考記事が役立ちます。
日本四大カニと呼ばれる「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」「花咲ガニ」がマートでの主力商品です。ズワイガニは大きくて食べ応えがあり、身の柔らかさと甘みが特徴で、出汁が出るため蟹鍋におすすめです。旬は11月から3月で、北海道や東北地方、信越、北陸などで多く水揚げされます。
タラバガニは身の甘味が魅力的で、プリプリとした身がぎっしり詰まっており、日本四大カニの中でも特に高級です。旬の時期は11月から3月頃で、北海道やオホーツク海などで漁獲され、蒸したり焼いたりして食べるのがおすすめです。業務用マートでは、タラバガニシュリンク1肩800gが7,100円程度で仕入れできます。
毛ガニは甘くて濃厚なカニ味噌が楽しめる蟹で、全体が短い毛で覆われており、通年流通しているため年中食べられるのが特徴です。花咲ガニは独特の風味がある希少なカニで、通販での購入がおすすめとされています。各種類によって調理法や味わいが異なるため、用途に応じた選択が重要です。
参考)https://monsoleil.jp/blogs/review/17169
日本の蟹の種類と特徴について、より詳しい情報はこちらをご覧ください。
冷凍カニの解凍は低温でじっくり行うことが最大のポイントです。基本的な解凍方法は、カニをキッチンペーパーで包み、ポリ袋またはラップで全体を覆ってから冷蔵庫で12時間から24時間かけてゆっくり解凍します。カニは約80%が水分のため、解凍方法を誤ると旨味が流れ出てしまいます。
グリースと呼ばれる薄い氷の膜で覆われた冷凍カニは、解凍時に溶けた水にカニが浸かると旨味が流出するため、キッチンペーパーで水分を吸収させる必要があります。生の冷凍カニを短時間で解凍したい場合は、流水で30分から1時間程度、氷水なら60分から100分程度で解凍可能です。
解凍の三原則として、①涼しい場所で自然解凍、②8分目程度の半解凍がおいしい、③解凍したその日のうちに食べることが挙げられます。完全に解凍すると、溶けた水分とともにカニの旨味も抜けてしまうため、表面の氷が手でポロポロと落とせるようになれば食べ頃です。保存期間は、冷蔵で2から3日程度、冷凍で3から4日程度が目安です。
冷凍カニの解凍方法について、より詳しい手順はこちらの記事で紹介されています。
カニの食べ方で一番人気なのは、シンプルにカニの旨味が堪能できる「ボイル」です。ボイルはカニ本来の味を一番楽しめる食べ方で、鮮度の高いカニほど甘みや旨味が強く感じられ、何もタレをつけなくても美味しく食べられます。お好みでカニ酢やポン酢、醤油をつけるのもおすすめです。
カニ鍋もカニの出汁を楽しめる人気の調理法で、見た目も華やかで調理方法も簡単なため家族みんなで楽しめます。カニの身だけでなく、カニの出汁が染みこんだ野菜や〆のカニ雑炊でカニの旨味を余すところなく味わえるのがカニ鍋の良さです。カニ鍋には、出汁が出やすいズワイガニが特に適しています。
焼きガニは焼くことでカニの水分が飛び、旨味が身に凝縮されてふっくらした食感が楽しめます。焼くと香ばしい香りも一緒に楽しめるため、ボリュームのあるタラバガニや、甘みの強いズワイガニがおすすめです。ズワイガニなら、カニ味噌まで食べられるのでカニ身をカニ味噌にディップする食べ方は絶品です。
カニ料理の詳しいレシピや調理のコツは、カニ専門店が解説しています。
市場に行って、お安い蟹をゲットできたら言うことなし!ですが、
混んでるのが苦手…
意外と、安くなかったらヤダな…
というあなたは、通販カニをチェックしてみると良いかも。
↓ 実際、かにしゃぶ食べてみました。
↓ 四大カニ食べ比べてみました。

通販カニは、新鮮な状態で北海道から空輸されてきます。
↓ 数人がかりでやっと食べきれる巨大タラバガニ。

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↓ 実は、ふるさと納税でもらうことも。

ふるさと納税でもらえる、北海道八雲町の毛ガニ
※ふるさと納税の魚介では人気上位。
↓ えっ、安すぎ…
↓ 日本酒に最高に合います。食べ終えたら甲羅酒。
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北海道の毛ガニの甲羅盛り
甲羅に、カニミソと身がみっちり。食べ終えたらカリカリに炙って、甲羅酒に。
