

美保館の最大の特徴は、館主や専務、板長が自ら境港のセリに足を運び、松葉ガニを直接仕入れている点なんです。境港は山陰地方屈指のカニの水揚げ港で、毎朝早朝からセリが行われています。
参考)美保館恒例!カニ三昧(松葉ガニ料理・紅ズワイガニ料理)境港産…
地元の旅館だからこそ実現できる仕入れルートで、鮮度抜群の松葉ガニを地元価格で提供できるんですね。松葉ガニの漁期は例年11月初旬から翌年3月31日までと限られており、この期間だけの特別な味覚なんです。
参考)松葉ガニ解禁!
館主が目利きする際には、甲羅の硬さやカニビル(黒い粒)の有無など、美味しいカニを見極めるポイントをチェックしています。甲羅にカニビルがついているカニは、脱皮から時間が経っており身入りが良いとされているんです。
美保館のカニ料理は全3コースあり、どれも境港産の新鮮なカニを使用しています。
参考)日本海の幸の会席料理
メインの「カニ三昧プラン」は、カニ3杯分のお料理6品と海鮮会席がセットになった人気コースです。具体的には、一人様一匹の松葉ガニを使った大鍋、一匹丸ごとの蒸しガニ、半匹の焼きガニ、半匹の紅ズワイガニ刺身が楽しめます。2名一室で一泊二食付き31,000円(サービス料込み、消費税別)という価格設定なんです。
参考)https://www.jalan.net/uw/common/staticUrlRedirect.do?targetPgId=UWW3512OLDamp;themeNm=gotouchi3amp;aid=0001515167
さらに豪華な「横綱フルコース」は、カニ3.5杯分のお料理8品と海鮮が付き、蟹味噌甲羅焼と蟹天ぷらも追加されます。一泊二食付き34,000円で、質・量ともに圧巻の内容なんです。
軽めに楽しみたい方向けの「かにかに会席」は、松葉ガニ1杯と紅ズワイガニ0.5杯分のお料理3品に海鮮数品が付くコースで、一泊二食付き24,000円から用意されています。
境港産松葉ガニ料理の詳細はこちら
美保館公式サイト カニ三昧プラン
カニ料理の中でも特に人気が高いのが松葉ガニの大鍋なんです。一人様一匹の松葉ガニを使用した2〜4人前の大鍋は、カニの旨味がたっぷり溶け出したスープが絶品なんですね。
大鍋の締めには、カニの出汁で一層濃厚になったところで雑炊を作ります。残った蟹身を入れて卵を溶いた雑炊は、カニの旨味が凝縮された最高の一品なんです。
実際に宿泊した方の口コミでは「すごい量の松葉ガニにお腹満腹になりました」「食べきれないほどのカニ料理で、カニ好きの人にはたまらない」といった声が多数寄せられています。食べきれなかったカニは持ち帰りも可能で、有料の箱と保冷剤付きで対応してくれるサービスもあるんです。
参考)https://www.jalan.net/yad310165/kuchikomi/detail_12786088/
松葉ガニ以外にも、美保館では紅ズワイガニを堪能できるプランが用意されています。紅ズワイガニは松葉ガニよりも深海(800〜2000m)に生息し、甘みが強くジューシーな味わいが特徴なんです。
参考)https://hotel.travel.rakuten.co.jp/hotelinfo/plan/13811/?f_teikei=13kn-kd5amp;f_camp_id=3704566
「紅ズワイガニ満喫プラン」は1.5杯分の料理2品と海鮮数品、「紅ズワイガニ満喫プラン大鍋付き」は2.5杯分の料理4品と海鮮数品がセットになっています。紅ズワイガニの刺身は「トロリとした甘さでとろけるおいしさ」と評判で、お鍋では「ふんわりと美味しく頂ける」と口コミでも高評価なんです。
参考)美保関温泉 旅館 美保館 国文化財の宿 クチコミ・感想・情報…
価格面では、紅ズワイガニの相場が1匹1,000〜4,000円であるのに対し、松葉ガニは1匹12,000〜28,000円と大きな差があります。この価格差は味の違いというより、紅ズワイガニは水分を多く含んで日持ちしにくいという特性によるものなんです。
美保館のカニ料理には、他の旅館にはない独自の魅力がいくつもあるんです。
まず注目すべきは、蒸しガニのお持ち帰りサービスです。一匹丸ごと蒸した松葉ガニは、カニ本来の味を逃すことなく閉じ込めており、その場で食べても良し、持ち帰って自宅で楽しむこともできるんです。
焼きガニは目の前で自分で焼くスタイルで、アツアツで香ばしい濃厚な味わいが楽しめます。カニ刺身には紅ズワイガニを使用し、甘みも抜群のとろける美味しさを堪能できるんです。
美保館は美保神社への参道沿いに位置し、築120年に迫る明治38年(1905年)建築の本館が国登録有形文化財に指定されています。廻船問屋や船宿としての長い歴史を持つ建物で、大正ロマン溢れる空間での食事体験は、料理の美味しさをさらに引き立てているんですね。
参考)国登録有形文化財の宿 美保館
朝食は本館で提供され、山陰沖の白イカや地魚の干物、宍道湖産のしじみ味噌汁など地産にこだわった内容で、美保湾と大山の眺望を楽しみながらゆったりとした朝を過ごせるんです。
美保館の新館屋上には、貸切で利用できる露天風呂が2種類設置されています。檜風呂と織部焼の風呂があり、地上30メートルから美保湾と大山を一望できる絶好のロケーションなんです。
参考)美保館 展望大浴場
貸切露天風呂は50分2,160円で利用でき、家族やカップルでプライベートな時間を過ごせます。圧倒的な開放感の中で、美保関港の夕景や夜景、月灯りや漁火が映る水面を眺めながらの入浴は格別なんですね。
参考)美保関温泉 旅館 美保館 国文化財の宿 ◆美保関温泉◆貸切露…
7階には展望大浴場もあり、湯船に浸かったままで美保湾を一望できるようリニューアルされています。営業時間は23:30まで、翌朝5:30からで、朝焼けの大山を眺めながらの朝風呂も楽しめるんです。
大浴場脇には湯上り処とこども図書館が併設されており、小さな子供連れの家族にも配慮された設計になっています。女性やお子様には選べる色柄浴衣のサービスもあるんです。
美保館本館は明治38年(1905年)に建てられた築120年近い建物で、営業中の旅館としては島根県で初めて国登録有形文化財に指定されました。
参考)旅館美保館本館 文化遺産オンライン
建物は木造2階建の和風旅館で、切妻造、桟瓦葺の2棟が細長い敷地の南北に建ち、その間をホール(中庭)で接続する構造になっています。中庭だった空間には昭和初期にガラス天井が配され、アトリウムに改築されているんです。
参考)https://www.jalan.net/yad310165/
定秀家は室町時代には日鮮貿易で美保関での商売を取り仕切り、江戸期には北前船の交易で栄えた廻船問屋でした。明治35年の山陰初の鉄道開通を機に、明治38年に美保関で初めて本格的な旅館「美保館」を建築したという歴史があるんです。
本館には大正ロマン溢れる古建築の魅力が随所に見られ、当時の大工や指物師たちの高度な技術や遊び心を垣間見ることができます。開館以降、皇族や多くの文人墨客が逗留し、書や画などの作品が残されているんです。
美保館は美保神社への参道沿いに位置しており、観光の拠点として最適な立地なんです。
美保神社では一年中、毎日朝夕に「巫女舞」もしくは「太鼓・笛」の神事が行われており、宿泊客は朝食後に神事を最初から最後まで見学できるんです。早朝には青石畳通りを散歩しながら美保神社を参拝する楽しみもあります。
参考)https://www.jalan.net/yad310165/kuchikomi/detail_10022352/
美保関港は漁港としても機能しており、早朝には漁から帰った漁船から次々に魚が降ろされ、競りの準備をする様子を見学することもできるんです。地元の漁業文化を間近で体験できる貴重な機会なんですね。
美保関には美保関灯台もあり、美保湾越しに大山を眺める絶景スポットとして知られています。境港までは車で10分ほどの距離で、出雲大社や足立美術館などへのアクセスも便利な立地なんです。
参考)美保関温泉 旅館 美保館 国文化財の宿のクチコミ&詳細
国登録有形文化財の宿について詳しくはこちら
美保館公式サイト 文化財の宿の魅力
松葉ガニと紅ズワイガニは同じズワイガニ属ですが、見た目や味に明確な違いがあるんです。
まず見た目については、松葉ガニは生では黄褐色で加熱すると赤色に変化するのに対し、紅ズワイガニは生でも加熱後も全体が赤色をしています。この色の違いで両者を簡単に見分けることができるんですね。
生息する海域も異なり、松葉ガニは300〜500mの海域に生息するのに対し、紅ズワイガニは800〜2000mの深海に生息しています。この生息深度の違いが、両者の特徴に影響を与えているんです。
味の特徴では、松葉ガニは身入りが良く、様々な調理方法に向いている万能タイプです。紅ズワイガニは甘みが強くジューシーですが、水分量が多いという特性があります。
価格面での違いは非常に大きく、松葉ガニは1匹12,000〜28,000円であるのに対し、紅ズワイガニは1匹1,000〜4,000円と、松葉ガニの5分の1から10分の1の価格なんです。
この価格差は紅ズワイガニの味が劣っているからではなく、松葉ガニより身入りが少ない上に水分を多く含んでいるため日持ちしない点が大きな理由とされています。そのため、紅ズワイガニは回転寿司やスーパーなどに加工されて幅広く流通しているんです。
漁期についても違いがあり、松葉ガニは毎年11月から翌年3月までと法律で禁漁期間が定められています。12月は需要の高まりから価格も高騰する傾向にあり、安く購入したい場合はシーズン序盤の11月と1月下旬〜2月がおすすめなんです。
紅ズワイガニは産地によって漁期が異なり、松葉ガニより長い期間楽しめる場合もあるんです。
松葉ガニと紅ズワイガニの比較情報はこちら
カニ専門店マルツ 松葉ガニvs紅ズワイガニ
市場に行って、お安い蟹をゲットできたら言うことなし!ですが、
混んでるのが苦手…
意外と、安くなかったらヤダな…
というあなたは、通販カニをチェックしてみると良いかも。
↓ 実際、かにしゃぶ食べてみました。
↓ 四大カニ食べ比べてみました。

通販カニは、新鮮な状態で北海道から空輸されてきます。
↓ 数人がかりでやっと食べきれる巨大タラバガニ。

特大本たらば姿蟹 無添加(訳なしホンモノ)オス2kg台前後![]()
※お祝いに食べたい たらば姿。
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ふるさと納税でもらえる、北海道八雲町の毛ガニ
※ふるさと納税の魚介では人気上位。
↓ えっ、安すぎ…
↓ 日本酒に最高に合います。食べ終えたら甲羅酒。
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北海道の毛ガニの甲羅盛り
甲羅に、カニミソと身がみっちり。食べ終えたらカリカリに炙って、甲羅酒に。
