Poser覚書 | 3DCGソフト Poser Pro 11の使い方
モデリングが苦手でも美しい3DCGを楽しめる画期的なソフトPoser（読み方はポーザー）に関する覚書です。
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モデリングが苦手でも美しい3DCGを楽しめる画期的なソフトPoser（読み方はポーザー）に関する覚書です。
DAZから期待の新フィギュアVictoria4が販売開始されたので購入してみた。さっそく紹介してみたい。
これまでのDAZのノウハウを結集してつくられたフィギュア。新しい試みもなされているようだ。
今回は、Victoria4.0 Completeの付属物を紹介してみたい。
無料版の「Victoria 4 Base」、モーフターゲットの埋め込まれた「Victoria 4」、Victoria3の体にVictoria4の顔を持つ「V4 to V3」の三種類。V4 to V3はVictoria 3用の服を着せることができる。Victoria4.0 Morpth++をインストールすると、「Victoria4」と「V4 to V3」が現れる。
※最新バージョン4.2では、ベースフィギュアを呼び出してから、ポーズ>DAZ's Victoria4>Injection Morphs>INJ Morph++ V4を適用することで、モーフターゲットが埋めこまれる模様。
Victoria4 Skin Maps(Std Res)をインストールすると以下が使えるようになる。ナチュラル顔に加え、メイクをほどこした数パターン、目を輝かせるポーズ、つめをぴかぴかにするポーズなど。 !Allで始まるMATポーズを適用すると全身のテクスチャが適用されるようだ。
▲テクスチャ適用のためのMATポーズ
Victoria4.0 Baseについてくるサンプル解像度のテクスチャは、解像度が荒いほか、胸の先端付近のテクスチャが描かれていない。Victoria4 Skin Maps(Std Res)付属のテクスチャは、下腹部周辺に「毛、剃ったの？」と聞いてしまいたくなるような毛穴までが表現されている。
お蝶夫人的な、毛先くるくる髪。Amarseda Hairインストール後、使えるようになる。Aiko3.0、Stephanie 3.0、Victoria3.0にもそれぞれかぶせることができる。フィギュア型の髪で、モーフターゲットをいじることで自由になびかせることが可能だ。
▲くるくるヘア
▲お金持ちそうな感じ
それっぽいポーズが20個と、なぞの「Magnetize」ポーズが付属。
▲それっぽいポーズ
▲なぞのMagnetizeポーズ
Magnetizeポーズは何かというと、服をVictoria4にフィットさせるためのものである。
Victoria4.0は肉の盛り上がりなどを再現しながら関節を曲げるという高精度フィギュアのため、ポーズを変えると盛り上がった肉が服からはみ出してしまう。そこで、「Magnetize」ポーズを服に適用すると服が肉の盛り上がりにフィットするということのようなのだ。
Magnetizeポーズの使い方を簡単にメモしておこう。
Magnetizeポーズが10個もあるのは、同時にフィギュアを10個呼び出した場合を想定しているようだが、きっとそんなに呼び出すことはないだろう。
Victoria4.0の場合、服を着せたらMagnetizeポーズを適用する、ということを覚えておこう。重要だ。
モーフターゲットは細かくグループ分けされ、見やすくなった。
「ボディ」を選択したときに出てくる「Morph forms」をいじれば、パラメータひとつで両手や首＋頭など複数のパーツを曲げることが出来る。便利な気がするが、まだ使い込んでいないのでそれほど効果が実感できない微妙なモーフターゲットだ。
▲ひとつのパラメータで複数パーツを動かす「Morphforms」
「Morphs」には体の各パーツのモーフターゲットが集まっている。今までは、体の各パーツを選択してからパラメータをいじらなければいけなかったのが、「ボディ」から操作できるようになるので、きっと便利な気がする。多分。でも、とても見やすくなってありがたい。
▲各パーツのモーフターゲットが集合した、Morphs
フルボディモーフには、面白いものがいくつかあったので紹介しよう。
▲左から、Bodybuilder, Emaciated,Heavyをそれぞれ1.0にしたもの。筋肉、がりがり、おでぶさん。
他にも一般人体型や若者体型などがある。
▲各種フルボディモーフ
頭部にもモーフターゲットがぎっしり。「Character Presets」には、主役になれなさそうな脇役顔に変形するモーフが5つ用意されている。
▲Samanthaを1.0に
▲Beckyを1.0に
▲Emmaを1.0に
▲Lisaを1.0に
▲Oliviaを1.0に
なお、Full Head&Faceにも人の名前がついたモーフターゲットが多数ある。Victoria3のときのように、怪物化するモーフターゲットはないようだ。
Expressionには表情モーフが入っている。
▲何やってんだァーッ てめェーッ！ という感じのすごい顔 「怒る」
▲満面の笑み 「幸せ」
▲景気の悪い顔 「悲しむ」
▲何とも言いようのないものすごい顔 「Disgusted」（＝むかついた顔）
最後のはむかついた顔というより、間違えて毛虫食っちゃったうげェーッという感じだが、なかなか楽しい表情だ。もちろん、眉毛や鼻、唇や舌なども細かく調整できるようになっている。
V4 Basic Wearをインストールすると使えるようになる。ビキニ上下、スポーツブラ、ショーツのセット。
そして、テクスチャが山ほどついてくる。
▲テクスチャやまもり
Developper Kitをインストールすると、Victoria4のフィギュアと同じ場所に上の二つが現れる。「V4 Dev Foundation」は服作りのベースに使うボディスーツっぽい形状のもの。V4 Dev Exampleはモーフターゲットなどを組み込んでちゃんとしたボディスーツに仕上げたものだ。
服作りをする上で、ボーン（骨）構造をパクッたりするのに使うものなんだと思う。
▲サンプルボディスーツ着用＆変な顔
色々と細かいところに配慮されたフィギュアのようである。肉の盛り上がりができつつ関節が曲がる、というのはきっとすごいことなんだと思う。とりあえず無料のVictoria4.0 Baseだけでも手に入れて、関節の曲がり具合を見てみるといいだろう。
Victoria4.0本体とポーズ、サンプル解像度のテクスチャが付属。 プラチナクラブ 会員なら無料でダウンロードできる。モーフターゲットや髪、服などは付属していない。
フィギュア本体（Victoria4.0 Base）にVictoria4.0 Morpth++（モーフターゲット）、Victoria4 Skin Maps(Std Res)（通常解像度のテクスチャ）、Amarseda Hair（先端がくるくるした髪）、V4 Basic Wear（ビキニ上下、スポーツブラ、ショーツのセット）が付属。
Victoria4.0 Completeに加え、 以下が付属している。
※購入方法はDAZで買い物をするを参考にして下さい。
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