Poser覚書> その他 > DAZ STUDIO

DAZ STUDIO 3 用 「Reality」プラグインリリース

  DAZ STUDIO 3 用にReality プラグイン「Reality 1.0 for DAZ Studio」がリリースされた。

 ただし、ひとまずは プラチナクラブ 会員限定での販売のようだ。一般会員への公開はもう少し先になる模様。

 このプラグインは、オープンソースのレンダリングエンジン「Lux Renderer」をベースにしたレンダリングプラグインで、要するに今までのDAZ SUDIOとは全く異なる方法でレンダリングするため、レンダリング結果のテイストがガラッと変わるのだ。


▲超リアルな水の表現

 主な機能をざっと訳してみると、こんなカンジ。

  • LuxRenderとDAZ Studio間のインタフェース
  • Mac OSとWindows、ともに使用可能。現時点では32ビットバージョンがリリース、64ビットバージョンももうすぐリリース予定
  • DAZ STUDIOのシェーダー(マテリアル)をLuxRenderマテリアルに自動変換
  • fine-tuning of materialsのサポート(?)
  • 以下のマテリアルが使用可能
    • SSSシミュレーション (人肌がリアルに描画できる)
    • つや消し効果(?)
    • つや消し透明効果(?)
    • 水の表現
    • リアルなガラスの表現(水晶などの複雑な立体を伴うもの)
    • フォグ
    • 金、銀、銅、アルミなどのリアルな金属プリセット
    • 鏡の表現
  • 組み込みマテリアルのプレビューが可能
  • .objを「水のオブジェクト」に変換できる
  • 間接光、物体の表面の反射など、物理計算に基づいたマテリアル
  • バンプマップ、ディスプレイスマップサポート
  • 太陽光、無限光、スポットライト、メッシュベースライト
  • カメラのように被写界深度を1クリックでコントロールできる
  • DAZ STUDIO外でレンダリングできる(バックグラウンドでレンダリングだけできるということか?)
  • レンダリングの一時停止、再開が可能
  • マルチプロセッサ/ハイパースレッディング対応
  • ネットワークレンダリング対応
  • UV Map+ texture viewerを用意
  • 40ページ以上のPDFマニュアル(英語)付属
  • LuxRenderはプラグインに含まれている(自分でLuxRenderを別途ダウンロードする必要はない)


▲写真と間違えるような車の金属表現

 Realityと名前をつけるだけあって、写真のようにリアルだ。

 ただし、これだけ美しい画像をレンダリングするには当然パワーも必要になるようで、「32ビットOSでは、メモリの制限で複雑なシーンを扱えない可能性があります。この製品は64ビットOSでもっともよく動きます」というような注意書きがあった。


▲厚みのあるガラス表現

 まとめ

  • 物理計算に基づいた、とってもリアルな画像をレンダリングできるようになる
  • マテリアルの変換は自動で行ってくれる
  • 複雑なシーンの描画には、64ビットOSが必要。そしてきっと、相当なCPUパワーも必要。
  • レンダリング機能は、オープンソース系だけあって最新のものをビシバシ取り入れている

 というわけで、このプラグインでプロ向け高級ソフトなみのレンダリング機能を手に入れることができる。Poser、DAZの豊富なフィギュアデータなどをそのままレンダリング出来るのも強みだろう。メモリを大量に搭載した64ビットマシンを持っていて、写実的な画像をレンダリングしたい!という人は検討してみるのもいいんじゃないだろうか。


  Reality 1.0 for DAZ Studio

 オープンソースのLuxRenderをベースにしたリアルなレンダリング機能を追加できるプラグイン。

 バックグラウンドレンダリング、ネットワークレンダリングにも対応。64ビットマシン推奨。


 

関連:
DAZ3Dに無料登録してみる
DAZ STUDIOをインストール
顔のつやをリアルにしてみる(SSS適用)
DAZ3D プラチナクラブに入会してみる
奥行き感を出してみる(被写界深度)

次のDAZ STUDIO3用 aniMate2のすごいところ。へ


Poser覚書> その他 > DAZ STUDIO もくじ