

蟹料理に使う調味料は、蟹本来の甘みと旨味を引き立てることが最も重要なポイントです。定番の調味料として人気が高いのは、蟹酢、ポン酢、醤油、岩塩の4つです。
参考)カニは何をつけて食べる?おすすめの調味料やソースは?
蟹酢は酢に砂糖や塩、時には少量の醤油を加えて作られる伝統的な調味料で、酸味と甘みのバランスが絶妙に取れています。さっぱりとした酸味が蟹の濃厚な甘みを引き立て、脂っこさを感じさせず後味をすっきりとさせます。茹でガニや蒸しガニ、刺身、カニサラダなど様々な蟹料理に応用できる万能調味料なんです。
ポン酢は醤油に柑橘類の酸味を加えたもので、蟹の甘みを引き立てつつさっぱりとした後味を楽しめます。柑橘の香りがカニの風味と調和し、より一層風味豊かな食体験を提供してくれます。特に脂っこさを感じやすい蟹料理には、ポン酢の酸味が絶妙にマッチするんです。
シンプルな醤油は蟹の甘みを引き立てる万能調味料として重宝されます。刺身や茹でガニに少量をかけるだけで、風味が豊かになります。わさびを添えたわさび醤油は、ズワイガニの甘さとわさびのピリッとした風味が絶妙にマッチする組み合わせです。
岩塩はシンプルながら蟹の自然な風味を楽しむためのベストチョイスです。余計な味付けをせず、蟹本来の甘みと旨味を最大限に引き出してくれます。
蟹の旨味は主にグルタミン酸、イノシン酸、アデニル酸の3つの成分から構成されています。これらの成分を効果的に引き出すことで、蟹料理をさらに美味しく楽しめるんです。
参考)カニの旨味成分とは?
グルタミン酸はアミノ酸の一種で、蟹の身に豊富に含まれており、独特の甘みと深みを感じさせます。昆布にも多く含まれている成分なので、蟹料理に昆布出汁を組み合わせると旨味の相乗効果が生まれます。
イノシン酸は魚介類や肉類に多く含まれる核酸系の旨味成分で、グルタミン酸と相乗効果を発揮してさらに強い旨味を生み出します。この相乗効果を活かすなら、鍋料理で昆布や鰹節などの出汁と一緒に煮込む方法が効果的です。
アデニル酸は独特のコクと深みを与える成分で、他の旨味成分と調和して蟹の風味をより一層引き立てます。カニ味噌には特にグルタミン酸や核酸系うま味が含まれており、深いうま味が出るんです。
参考)魚・貝・エビ・カニのうま味は同じ?違いを徹底解説【釣り人・グ…
蟹の旨味成分を最大限に引き出す調理法としては、茹でる、蒸す、グリル、鍋料理の4つが代表的です。茹でる際は1リットルの水に対して約30gの塩を加えると、蟹の自然な甘みと旨味がさらに際立ちます。蒸すことで旨味を閉じ込め、より濃厚な味わいを楽しむことができます。
カニの旨味成分であるグリシン、アラニン、アルギニンの3種のアミノ酸に、グルタミン酸とイノシン酸、塩を特定の割合で混合すると、カニ味を再現できるという研究結果も報告されています。
参考)食物とうま味物質
蟹の種類によって味わいや特徴が異なるため、それぞれに合った調味料を選ぶことが重要です。ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニの3種類について、おすすめの調味料と食べ方を解説します。
ズワイガニは甘みが強く筋肉繊維が繊細で食感が上品なのが特徴です。クリーミーで濃厚な旨味を持つ蟹味噌は、少し緑がかった色をしており、繊細でまろやかな味わいが楽しめます。わさび醤油やポン酢との相性が抜群で、刺身や茹でガニで食べる際におすすめです。
タラバガニは他のカニに比べると少し淡白な味わいですが、しっかりした食感と食べ応えが特徴です。厳密に分類するとカニではなく実はヤドカリの仲間なんです。淡白な味わいには、バター焼きやグリルで香ばしさを加える調理法が向いています。蟹味噌がほとんど含まれていないため、蟹味噌をしっかり味わいたい場合はズワイガニや毛ガニを選ぶと良いでしょう。
毛ガニの蟹味噌は濃厚でクリーミーな味わいが際立っており、濃い黄色やオレンジ色をしています。動物性のエサを多く食べるため黄色やオレンジ色になり、深いコクと甘みを楽しめるのが特徴です。香りも良く、ご飯やお酒との相性も抜群です。身よりも蟹味噌が豊富に詰まっているので、蟹味噌をしっかり味わいたい方にぴったりなんです。
化学調味料無添加の蟹酢を選ぶと、蟹の旨味と甘味を一層引き立てて相性抜群です。鳥取県で人気の塩ポン酢は、蟹の身の旨みとやさしい甘味をしっかりと引き立てる程よい酸味と藻塩を用いたマイルドな塩味が特徴です。
参考)カニに合う調味料|蟹と相性が良くて人気の美味しい調味料の通販…
蟹料理は和風だけでなく洋風アレンジでも楽しめます。オリーブオイルや生クリーム、白ワインなど洋風の調味料を使うことで、いつもと違った蟹の味わいを堪能できるんです。
参考)【カニ料理のレシピ 31選】〜10分以内で作れる・お正月・和…
カニのトマトクリームパスタは、カニのうまみを活かした手作りトマトソースが簡単なのに本格的な味わいになります。玉ねぎ1/4個とにんにく1片をオリーブオイル大さじ2で炒め、ほぐした蟹120gとホールトマト1缶、白ワイン50㏄、生クリーム160㏄を加えて煮込むだけです。お鍋用などの冷凍ガニを利用すると下ごしらえの手間もなく、お手軽に調理できます。youtube
参考)カニパスタのレシピ【25分/581kcal】|株式会社ニップ…
カニ入りコーンスープは、高タンパク、低脂肪、低カロリーの3拍子が揃った蟹をまろやかなスープに仕上げた一品です。最後に粉パプリカを振るとアクセントになります。
オリーブオイルと塩レモンの組み合わせも蟹刺しにおすすめです。オリーブオイル大さじ2に塩適量とレモン汁小さじ1/2を加えてよく混ぜるだけで、さっぱりとした味わいで蟹の甘さが際立つたれが完成します。
ゆず胡椒ポン酢は、ポン酢大さじ2にゆず胡椒小さじ1/2を加えて混ぜるだけの簡単レシピです。ゆず胡椒の香りと蟹の甘みが相性抜群なんです。
カニマヨのガーリックカナッペは、カニ缶とマヨネーズを合わせたリッチなテイストで、カリッと焼き上げたガーリックトーストにのせるとパーティーのオードブルにもぴったりです。
蟹をおいしく食べるキモは「蟹の解凍方法」です。解凍方法に気を配るだけで、蟹の旨みを保つことができ、蟹本来のおいしさを味わいやすくなるんです。
蟹の水分含有率は約80%なので、解凍の仕方によってはせっかくの風味を損ねてしまう可能性があります。解凍の三原則は、「涼しい場所で自然解凍」「8分目程度の半解凍」「解凍したその日のうちに食べる」の3つです。
涼しい場所で自然解凍することが基本で、流水解凍はカニの旨味が逃げてしまうのでNGです。完全に解凍すると、溶けた水分とともにカニの旨味も抜けてしまうため、表面の氷が手でポロポロと落とせるようになれば食べ頃なんです。
生の冷凍カニは短時間で解凍することがおいしく食べるコツです。流水で解凍する場合は、食べる分だけの冷凍カニを水でさっと洗い表面の氷を溶かし、ジップ付き保存袋に入れて密封してから水道水を少しづつ流しながら30分〜1時間程度で解凍します。
氷水で解凍する方法は60分〜100分程度かかりますが、よりおいしく食べられます。カニをジップ付き保存袋に入れてしっかり密封し、カニが浸るくらいの氷水に全部浸します。解凍する際にカニに直接水が当たると旨み成分が失われてしまうので、必ずビニール袋などに入れて水に触れないよう注意しましょう。
冷凍保存する場合は、乾燥を防ぐためしっかりとラップや新聞紙で包み、さらにビニール袋に入れて保存します。生ガニは調理前の新鮮な状態を保存するため、流水で表面の汚れやぬめりを落とし、キッチンペーパーで丁寧に水分を拭き取ることが重要です。水分が残っていると冷凍焼けや霜の原因となり、解凍後にパサついた食感を招きます。
権威あるサイトとして、特定非営利活動法人うま味インフォメーションセンターの食物とうま味物質では、カニ味の再現に必要な旨味成分の詳細なデータが掲載されており、蟹料理の調味料選びの参考になります。
市場に行って、お安い蟹をゲットできたら言うことなし!ですが、
混んでるのが苦手…
意外と、安くなかったらヤダな…
というあなたは、通販カニをチェックしてみると良いかも。
↓ 実際、かにしゃぶ食べてみました。
↓ 四大カニ食べ比べてみました。

通販カニは、新鮮な状態で北海道から空輸されてきます。
↓ 数人がかりでやっと食べきれる巨大タラバガニ。

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北海道の毛ガニの甲羅盛り
甲羅に、カニミソと身がみっちり。食べ終えたらカリカリに炙って、甲羅酒に。
