Michael4 用のカジュアル服、Stylin For M4を紹介してみたい。
▲ aniMate で制作したムービー
一見したときの感想は、「ものすごい模様の上着だ!」という感じ。七分丈Vネックやパンツにブーツがなかなかいいのに、惜しすぎる。
そんな残念な上着を脱がせると、シャツにものすごいリアルなしわが入っていてびっくりした。びっくりしたが、実はポリゴンをゆがませて作っているわけではなく、テクスチャに直接しわと陰影を書き込んであるのだった。けどまあ、ちょっと引いてレンダリングするならこれでも十分かも知れないな。
若干、肩にものすごい筋肉を持つ男みたいに見えるのが気になるが、まあ、よしとしよう。
ブーツのデザインもなかなか素敵で、現実にこれが売っていたら、私は買ってしまいそうだ。たぶん、こういうブーツはくるぶしのデザイン部分が、なんかの拍子にパンツのすそからチラリと見えるのがカッコいいんだと思う。だが、Poserのパンツからチラリと見える機会があるのかどうか。
このブーツは片足づつ別フィギュアになっていて、そうすると何がいいかというと、うーん、片っぽだけ靴を履いているシーンとかが作りやすいという感じだろうか。玄関先で、ブーツを片方脱いだ瞬間とか。
だが、そんな地味なシーンをレンダリングしている人を見たことがないような気もする。
順に見ていこう。まずフィギュアから。
呼び出すとテクスチャ付きで出現。
いくつかの体型フィット用モーフが仕込まれているが、Heavy(おでぶさんモーフ)など、極端に体型が変わるものには対応していないようだ。あとは、シャツの裾をひらひらさせたり、少し短くしたりするモーフが付属。ファイアーシャツは、前をガバッと開くようなモーフが付属していた。
肩のこんもりは、JCMとかを駆使して、もうちょっと手を入れて欲しかったような気はする。
続いてポーズ。
「Hide Thighs」「Show Thighs」は、フィギュア本体に対して使用するもので、フィギュアの「ふともも」を非表示にできる。たぶん、ジーンズのはみ出し対策だと思う。
ファイアーシャツは、テクスチャが二種ついているのだが、どっちもド派手なファイアーパターンで、ファイアー仮面みたいなヒーローの変身前の姿っぽくなってしまっている。なお、ファイアー仮面というヒーローが本当にいるかどうかは知らない。
サングラスには、デフォルトだと「DAZ3D」というロゴが入っていて、それをわざわざ消すためのMATポーズが用意されている。そんな無理してロゴを入れなくてもいいような気がするのだが、まあ別にいいか。
最後に小物。
サングラスだ。
IBL+弱めの無限光というライティングのせいか、サングラスが真っ黒すぎるのだが、造形は結構いいんじゃないだろうか。
細かい部分はいろいろあるが、ファイアーシャツ以外は、そこら辺を歩いてる人が着ててもおかしくない、現実的なデザインの服と言えるだろう。テクスチャもなかなかいい。けど、やっぱり定価の$17.95で買うとなるとちょっと躊躇する出来だ。細かい仕上げを、もうちょっとちゃんとやってくれていたらと思うと惜しい感じである。
私は、Michael4 Completeを買った時にこの服もバンドルされていたので、まあいいかな、と思っている。
Michael4 用のカジュアル服セット。
アウターシャツ、Vネックシャツ、ジーンズ、ブーツ、サングラスが付属している。
関連:
サクサクとアニメーションが出来てしまうツール aniMate (DAZ STUDIOプラグイン)
Michael4 Base紹介