イーフロストアにて、PoserPro2010が販売開始された。
特に日本語化されているとか、日本語マニュアルが付属してるなんてことはないのだが、日本の業者から買わないと不安!という人にはいいんじゃないだろうか。
なお、買い物する程度の英語は兵器だ、という人は、Smithmicro直販で買った方が安いし、セールなんかをねらうとさらに安いので、Smithmicroで購入した方が当然お得だ。(参考:PoserPro2010購入手順)
PoserPro2010はPoser8をベースに、64ビットOS対応、ネットワークレンダリング、他の3DCGソフト連携などの機能を強化したプロフェッショナル版。
ちょっと使いたいな、というレベルの人には全く不要のものだが、ある程度Poserを使い込んで、アニメーションをバリバリ作りたいとか、複雑なシーンをレンダリングしたい!という人にはうれしい機能が揃っている。
私は32ビットのWindowsXP環境で使っているが、一番うれしい機能がネットワークレンダリング。二台あるパソコンのうち一台をPoser作業用、もう一台をレンダリング用にして使い、シーンができたらレンダリング指示を出して次のシーンづくりにとりかかる、という感じでレンダリングをじーっと待っていなくていいのだ。
できあがったシーンがイメージと違っていたらレンダリングやりなおしというところは変わらないのだが、それでも「なにもせずに待っている時間」がなくなるのはすごくうれしい。
あとは、買ってからあまり使っていなかったLightwaveと連携できるのもうれしい。Lightwaveは高機能ではあるけども、イケてるモデルを入手するのが難しい。特に人体フィギュアは、自作する以外はほとんど手段がないと言ってもいい。だけども、PoserPro2010のPoserFusion機能を使えば、Poserの無料、有料含めた莫大な数の3D モデルをちょちょいのちょいでLightwaveに持ち込むことができるのだ。
▲LightwaveにPoserフィギュアを持ち込んだ
Lightwaveでいろんなプラグインやエフェクトで効果をつけたPoserフィギュアはひと味違う。買ったまま、ほとんど使わずほったらかしだったフィギュアも、ついついLightwaveに持ち込んで遊んでみたくなってしまうのだ。
▲Lightwave用フリーセルシェーダー「unreal」でアニメ調レンダリングした例
まあ、そんな感じ。とりあえずPoserにさわってみたい、という人はイキナリ英語版を買うのはやめておいて、Poser8日本語版あたりを検討してみるといいんじゃないだろうか。
関連:
統合3DCGソフト Lightwave9.6とは?
Poser8日本語版情報