

松葉ガニや越前ガニなどのズワイガニは、毎年11月6日に漁が解禁されます。漁船は11月5日の夜に出港し、11月6日の午前0時ぴったりに一斉に漁獲網を投げ入れる決まりになっています。
初競りは解禁翌日の11月7日朝8時頃から各地の漁港で開催され、水揚げされたばかりの最高品質のカニが次々と競り落とされていきます。福井県の越前町漁港では11月8日から、兵庫県の浜坂漁港や津居山港では11月6日に初競りが行われるなど、地域によって若干のタイミングの違いがあります。
参考)全国の【ブランド蟹】の初競り結果をおさらい 2024年の最高…
初競りの現場では、許可を取っている業者しか入れませんが、競り場によっては一般公開しており、2階から競りの様子を見学できる施設もあります。富山県の新湊漁港では、9月1日の紅ズワイガニ解禁から昼セリ見学ツアーが実施されており、実際の競りの熱気を間近で感じられます。
参考)https://marutsu.jp/blogs/news/bidding
初競りでは「ご祝儀相場」として通常の数十倍から数百倍もの価格でカニが取引されます。2024年の初競りでは、兵庫県浜坂漁港で最高級ブランド「煌星」が1杯280万円で落札されました。これでも抑え気味で、前年2023年には同じ浜坂漁港で1杯1000万円という過去最高額を記録しています。
参考)301 Moved Permanently
鳥取県の最高級ブランド「五輝星」は、2019年の初競りで1匹500万円の値がつき、「競りで落札された最も高額なカニ」としてギネス世界記録に登録されました。2024年の初競りでは150万円と前年の280万円より落ち着いた価格になりましたが、それでも一般的な感覚からすれば破格の値段です。
参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000078201.html
福井県の越前ガニ最高級ブランド「極」は、2024年11月9日の競りで1杯150万円で競り落とされています。これらの超高額カニは、甲羅の大きさや重さ、色、形、傷の有無など厳しい基準をクリアした「番ガニ」と呼ばれる最上級品です。
参考)2024年松葉ガニの初セリ最高額280万円でした - 京丹後…
越前町漁港での初セリに関する参考情報は以下で確認できます。
【越前漁港】貴重な初競りを見学しました! - 越前がに「極」の競り落としの様子が詳しく紹介されています
初競りで競り落とされた最高級カニは一般の方が購入するのは困難ですが、解禁日直後の新鮮なカニを手に入れる方法はあります。最も確実なのは、解禁前からの事前予約購入です。
産地の専門店では、解禁日の数ヶ月前から先行予約を受け付けています。越前かに専門店では2025年10月から先行予約を開始し、初セリには店主をはじめ社員一同が越前町漁港へ行き、目利きでカニを選びます。鳥取県の松葉ガニ専門店でも10月11日10時から先行予約を開始しており、優先配送の予約販売を行っています。
予約のベストタイミングは解禁の1〜2ヶ月前です。人気の宿やプランは予約がすぐに埋まりやすいため、カニ漁解禁前から動くのが鉄則です。早期予約には、人気プランを確実にゲットできるだけでなく、年内しか味わえないセコガニや香箱ガニといった雌のズワイガニも堪能できるメリットがあります。
参考)北陸のカニ旅行を楽しむ早期予約ガイド!宿プランの選び方も紹介…
産地直送の専門店選びでは、競りから1時間以内にボイルして全国に発送する鮮度管理体制を持つ店舗が理想的です。宮本鮮魚店のような福井県の産地直送店では、発送直前までカニを生かし秘伝の塩加減とゆで加減で釜茹でし、旨みを凝縮させています。
初競りの高額カニとは別に、一般の方がお得にカニを購入できる時期があります。年内で旬の松葉ガニをお得に購入できるのは「11月中旬〜11月末頃まで」です。この時期は解禁直後の熱狂が落ち着き、年末年始の需要ピークの前なので比較的リーズナブルな価格で購入できます。
さらにお得なのは1月〜2月です。カニの相場は需要と供給の関係で変動し、年末年始の需要ピークを過ぎると価格が落ち着きます。特に2月はカニの身入りも大きくなっており、美味しく食べられる時期でもあります。寒さもひと段落してくるため、12月や1月に比べて過ごしやすい日が続くのもメリットです。
参考)https://marutsu.jp/blogs/news/season
カニの漁期は11月初旬〜3月中旬頃までですが、年末になるとカニが高くなります。クリスマスから年末年始までは需要が最高潮になり、冬型の気圧配置で出漁日数や水揚げも減るため、価格は大変高価になるのです。費用を抑えて年末年始に松葉ガニを楽しみたい場合は、冷凍品を購入するのも賢い選択肢です。
購入したカニの鮮度を保つには、適切な保存方法が重要です。生の松葉ガニは購入後、当日もしくは次の日までに食べることをおすすめします。生のカニはすぐに黒く変色してくるため、生のままでの保存はできません。
当日に茹でてから保存する方法もありますが、すぐに食べられそうにない場合は冷凍や茹でのカニを購入するほうが無難です。生の場合は冷蔵庫での保存が基本で、湿らせた新聞紙やタオルで包み、冷蔵庫のチルド室で保存すると約2〜3日鮮度を保てます。
茹でガニの場合は、冷蔵保存と冷凍保存のどちらも可能です。冷蔵なら2日、冷凍なら3日程度持ちますが、冷凍の場合は水分が抜けやすくなるので、冷蔵保存がおすすめです。長期保存する場合は、茹でた状態でしっかりと冷まし、密閉袋に入れて空気を抜いてから冷凍すれば1ヶ月程度は保存可能です。
冷凍保存したカニは、急速に解凍すると水分が抜けて味が落ちるため、冷蔵庫でゆっくり解凍するのがベストです。電子レンジでの解凍は避けましょう。いずれにしても、松葉ガニは鮮度の高いうちに早く食べることが重要です。
鮮度管理の行き届いた専門店を選ぶことも大切です。境港のカニ専門店マルツでは、環境の変化やストレスなどで身入りや鮮度、色味が悪くなることを避けるため、「活」の松葉ガニを水槽で保管する期間を3日以内と決めています。
カニ通販で失敗しないためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。まず重要なのは、産地直送のカニ通販を選ぶことです。産地に実店舗を持っているカニ通販サイトであれば、自社の目利きでカニを厳選して仕入れているので、失敗しにくくなります。
通常の販売ルートだと卸業者を複数回挟んで消費者まで届くケースも少なくありません。宮本鮮魚店のような福井県越前町の産地直送店では、漁港より産地直送なのでお値打ちでおいしいカニや鮮魚を届けられます。仕入れから加工、販売まで自社一貫で行う店舗を選べば、競りから1時間以内にボイルされ全国に発送されるため、地域にもよりますが水揚げの翌日または翌々日には自宅にカニが届きます。
訳ありカニは脚が1〜2本欠けていたり、見た目が悪いカニのことで、味や鮮度は問題ないので安心して購入できます。ただし、訳ありの理由が記載されていない商品は要注意です。一部の販売店では、鮮度の落ちたカニを訳ありカニとして販売するケースもあるため、訳ありカニを購入する際は理由を確認しましょう。
口コミや評判も重要な判断材料になります。通販で購入できるカニの多くは、水揚げ直後に急速冷凍されるため、鮮度を保ったまま自宅に届けられます。産地直送のものを選べば、地元で親しまれている本場の味を家庭でも堪能できます。
カニ通販で失敗したくない人は鮮度にこだわったカニ通販サイトを選びましょう。贈答品やイベントなどで絶対に失敗したくない人は、ブランドの松葉ガニがおすすめです。
カニ通販の選び方について詳しい情報は以下で確認できます。
市場に行って、お安い蟹をゲットできたら言うことなし!ですが、
混んでるのが苦手…
意外と、安くなかったらヤダな…
というあなたは、通販カニをチェックしてみると良いかも。
↓ 実際、かにしゃぶ食べてみました。
↓ 四大カニ食べ比べてみました。

通販カニは、新鮮な状態で北海道から空輸されてきます。
↓ 数人がかりでやっと食べきれる巨大タラバガニ。

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↓ 実は、ふるさと納税でもらうことも。

ふるさと納税でもらえる、北海道八雲町の毛ガニ
※ふるさと納税の魚介では人気上位。
↓ えっ、安すぎ…
↓ 日本酒に最高に合います。食べ終えたら甲羅酒。
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北海道の毛ガニの甲羅盛り
甲羅に、カニミソと身がみっちり。食べ終えたらカリカリに炙って、甲羅酒に。
