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PX - Poser eXplorer エクスプローラからPoserのシーンにフィギュアや服を呼び出せるツール

※このツールはPoserPro2014/Poser10に対応しているが、ちょいとしたバグがある。
詳しくは… PX Poser eXplorer起動時に、エラーが出る。 PoserPro2014/Poser10 を参照。

 PX - Poser eXplorerをゲット。

 どういうもんか、ざっくり紹介しよう。

ざっくりした紹介

Poserを起動

Windowsのエクスプローラから、呼び出したいフィギュアや服を探す


▲たとえば、 "chibibel .cr2"でPoserライブラリのフォルダを検索。cr2ファイルがアイコン化(サムネイル)されている

右クリック→ PoserX Load


▲PoserX_Loadは、Poser eXplorerをインストールすると現れるメニュー。Poserシーン内に指定のフィギュアや服などを呼び出す

Poser内にフィギュアや服が現れる


ChibiBel 出現

 簡単に言うと、Poserの画面右端にあるライブラリからフィギュアや服を呼び出す代わりに、Windowsのエクスプローラから呼び出せるようになるよ、というものだ。さらに、.cr2ファイルや.pp2ファイルがアイコン化されるので、うろ覚えのアイテムなどをフォルダ名・ファイル名ではなく、サムネイルから探し出せるのだ。

何がうれしいのか

 そんなことが出来たとして、いったい何がうれしいのか。

 私は、目的のフィギュアや服を呼び出すまでの時間が今までは下手すると5分くらいかかっていたのだが、これを手に入れてからは、まあ30秒くらいでサクッと呼び出せるようになった。

 ちょっとこれを見てもらおう。私のPoserライブラリのPoseフォルダだ。


▲気が遠くなるほどデータ山盛りのPoseフォルダ。 ここから該当フォルダを目で探し当てるのだ

 几帳面な人は、Runtimeを分けるとかして、きっちり整理したりするんだろう。けど、すでに今までデフォルトRuntimeにデータをぶち込みまくった私には、今さらライブラリの整理なんてやってられないのである。

 これが、Windowsエクスプローラの検索機能を使って、アイコンで内容を目視しながら探せるようになる。


▲Windowsエクスプローラでの表示  (画面上部のメニューから、表示→縮小版)

 PX - Poser eXplorerは、今まで無駄に「ライブラリから目的データを探す」のに時間を費やしていた私の救世主…、とまあ、それは言い過ぎだが、そこそこ便利なツールなのだ。

インストール方法

インストール用zipファイルを解凍する


▲こんなファイルが出てくる

インストーラが付属していないので、これらのファイルを適当なフォルダに移動なりコピーなりする。

 英語のフォルダ名、たとえばc:\tools\PXとかにしといたほうが無難である。

 _RemoteExec_.py を <Poserインストールフォルダ>\Runtime\Python\poserScripts\ScriptsMenu にコピー。

 PXConfig.exeをダブルクリック


▲こんな感じの設定画面が出てくる

 私は、項目の意味全部を把握していないがフィーリングでこんな風に設定してみた。


▲ApplyAllをクリックした時点で、2つめのチェックマークがつかない場合はPXConfig.exeを「管理者として実行」する。


▲「Menu Text」のとこのSave Poser Contentなどの文字列は、設定しなければデフォルト値が勝手に設定されるようだ。

 Applicationsタブはよくわかんなかったので、特に設定しなかったが動いたようだ。

 closeをクリックして、PX Configurationを閉じる

 次は、Poserを起動して、Pythonスクリプトを起動する。毎回起動しなきゃなんないのかと思ったが、一回だけ起動すればいいようだ。たぶん。

 Poserを起動し、画面上部のメニューからScript→_RemoteExec_を選択

 特に何も起こらないが、これで準備完了。

 Poserを終了し、Windowsを再起動する。

 再起動せずにそのまま使おうとすると、いろいろ変なことが起こる。たぶん。

 これで、準備完了だ。

その他のファイル

  • PXStart.exe  起動時の設定を変えられるらしい。
  • PXLib.exe デフォルト以外のライブラリがある場合に、登録できる?
  • PXQuick.exe cr2ファイルなどを右クリック→QuickViewで実行される。ファイルの中身をツリー構造でテキスト表示してくれるツール。
  • PXRemote.exe Poserを操作できるツール。Pythonスクリプトをいじれば、独自のコマンドを追加できるらしいが詳細はわからない。

 早い話が、その他のファイルについてはよくわからない、ということだ。

動かない・動かし方がわからない

 「現在のPoserコンテンツをエクスプローラからファイルに保存」「指定したフィギュアや服などをエクスプローラからコレクションに追加」という機能があるようなのだが、うまく動かなかった。

 私の操作が間違っているだけ、という可能性は高い。

 右クリックで出てくるメニューの「PoserX_Load」という表示は、何かがおかしいようだが、原因がわからない。

まとめ

 フリーや有料のデータをインストールしまくって、ライブラリがワケわかんない状態になっている人には、少し役に立つような気はする。英語OSで開発されたツールは、日本語OSでおかしな不具合が出ることが多いので、おすすめはしない。まあ、ダメもとで試してみるくらいならいいんじゃないだろうか。

 とりあえず、Poser7日本語版、Poser7英語版、WindowsXPで、「エクスプローラ経由でPoserシーンにフィギュアや服を呼び出す」ということは問題なく出来ているっぽいことを確認している。

 最近、PoserPro2014で試したが、ちゃんと動いてた。古いツールなのに、きちんとアップデートしてるって、すごい。


PX - Poser eXplorer Windowsエクスプローラから、Poser上にフィギュアや服を呼び出せるツール。 Renderosity で販売している。

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