ぐらぐらぐらっ!ぐらぐらぐらっ!

ゴゴゴ・・・・ゴゴゴゴ・・・。

 

ミキサーの中に放り込まれたかのように、私の部屋は激しく前後左右に揺れていた。

 

ものすごい勢いで私の横から飛び出し、どこかに隠れてしまった猫。

 

時刻は午前4時半、平日の明け方のことだった。かなり大きな地震。

 

逃げるとしたら、あれとあれとあれを持っていこうなどと考え、しばらく揺れを見守る。

 

どうやら、すぐ揺れはおさまり、逃げ出さなくてもいいようだった。余震はしばらく続いていたが。

 

余震を体全体で感じ、酔う…酔う…などと思いながら私は二度寝した。