入りにくさ超一流のアジア料理店、アジアテーブル


 千葉のasia tableに行ってきた。


アジアテーブル
 妻が思いついたように、「はっ!?アジア料理が食べたい!」と言い出したからである。
 特に食にこだわりのない私は、いいよ、と即OKした。妻の車で千葉駅近くの繁華街に向かう。近くのパーキングに車を止め、車外に出るとものすごく寒い。繁華街は酔っぱらいが大声で何かしら叫んでいた。さすが繁華街だ。
 バーニングビル、という不吉な名前のビルの二階に店はあった。アジア風の、おかしな色合いの装飾ドアは完全に閉じている。
 大丈夫か、このドアを開けたら、なぞの外人が集団でぎっしり詰まっていて、襲いかかってきたりしないだろうか。
 まあ、そんなことはないだろうが、とにかく入りにくいことに変わりはなかった。妻がドアに耳をくっつけて「・・・いる!」とつぶやく。そりゃあ誰かいるだろう、店なんだから。とちあえずこうしていてもしょうがないので、意を決して中に入った。
 数人の女性と、カップルが静かに食事をしていた。スパイスの香りが漂ってきて、腹が減っていたのを思い出す。
 予約してあったので、問題なく席に着くことができた。私たちは、手羽先のからあげ、生春巻き、ホルモン鍋などを注文。
 テキトーな料理が出てくるんじゃないの、と疑っていた私だったが、できたてあつあつのうまそうな手羽先揚げにカレーソースを垂らしたものが出てきた。手づかみでかぶりつく。う、うまい。妻も満足しているようだ。
 生春巻き、は酸っぱいタレにつけて食べる。超うまい。ホルモン鍋はスープがうますぎて、シメに麺とかご飯を入れて食べなかったのが悔やまれた。私たちはそうそうにカレーチャーハンっぽいのを頼んでしまったのだ。いや、カレーチャーハンもうまかったのだが、鍋の汁を最後の最後まで味わってみたかった。もったいないことをした。
 すっかり満足して、またこよう、と心に誓いつつ、私たちはその店を後にしたのだった。
 できたら、爆発的に繁盛したりしないで、いまのまま丁寧な料理を出し続けて欲しい。そんな勝手なことを願いつつ、今回の日記を終わる。
 →アジアテーブル (ぐるなび)