宇宙戦争 おおむね面白いパニック映画

宇宙戦争。

 

 スタートレックのようなものを想像していたが、そうではない。

 

 舞台は地球で、人々がのほほんと暮らしているところに残虐な宇宙人がやってきて、残虐なマシーンから残虐な光線を出して、人々を残虐に殺していくという怖い映画である。

 

 この「残虐な光線」がめちゃめちゃ怖い。その光線が当たると、人間がばしゅっとはじけて砕け散ってしまうのである。絶対かなわない、見つかったら即負けの巨大な相手に追いまわされるのである。

 

 冷え切っていた、主人公トムクルーズとその息子・娘も徐々に協力しあうようになる。協力しなければ死んでしまうとはいえ、徐々に仲良くなっていくところが一番面白かった。

 

 ラストは、一切伏線のない、打ち切り漫画のラストのようだったが、それ以外はおおむね楽しめる映画と言えるだろう。