高級ソフトを買うときはいつもそうだ

最初の高級ソフトはフラッシュだった。

 

 動画を作るためにどうしても必要だと思い、「カートに入れる」をクリックしたあと、めちゃめちゃ悩んで購入した。約5万円だった。

 

 次の高級ソフトは、DreamWeaver。「夢を紡ぐもの」という名の希望あふれるこの高級ソフトも、「カートに入れる」を選んでから一週間後に悩みぬいて購入した。フラッシュを持っているとアップグレード価格が適用されてお得ということで、約5万円だった。

 

 どうやら、私の高級ソフトの限界点は5万円らしかった。

 

 今までは。

 

 だが、ついに、あの伝説の高級ソフト「photoshop」に価値を見出してしまったのである。

 

 めちゃめちゃ高級なのに、何故か皆が当たり前のように持っているphotoshop。なぜ皆が持ってるのかはあえて追求すまい。とにかく、必要になったのだ。

 

 震える指でカートに入れるボタンをクリックする。爆発寸前の心臓を落ち着かせつつ、確定ボタンをクリック。ああ、やってしまった。再来月のカードの請求が恐ろしい。

 

 買ったのは、Adobe Creative Suite Standard 2.0といういくつかのソフトがバンドルされてるやつだ。photoshopのほかに、Illustratorという、使いどころがよくわかんない有名ソフトが入ってたのでこれにした。

 

 そんなわけで、「焼肉師 VS狂牛編」 たそがれ風味を作ってみたが、微妙な出来となった。道は険しいようである。