kindle で「スタンフォードの自分を変える教室」という本をゲット。
この本は、スタンフォード大学で「意志力の科学」という講座を教えている教授が書いた本。
著者のケリー・マクゴニガルという美人で、
表紙には彼女の写真が載っていた。
私は本屋で、平積みにされているこの本を手に取り、
「美人すぎる大学教授」とやらが書いた、中身がスカスカの本を読んでやろう、と
いじわるな気持ちで本を開いたのだ。
…!
10分後、私は本を閉じ、手元のiphoneからkindle版の本をワンクリック購入してしまっていた。
おそるべし、美人教授。それだけ美しいビジュアルを持ちながら、こんな本まで書くなんて、
本当にとんでもないやつだ。
とりあえず一回読んだので、各章のポイントを覚書きしておこう。
で、あとで何回か読もうと思う。
- やる力、やらない力、望む力
人間には、作業をするなどの、何かを実行する「やる力」、たばこをやめるなどの「やらない力」、将来の夢を実現する「望む力」があるということ。
- 意志力の本能
人が誘惑に負けるのは本能的なこと。自制心を強くするには「ゆっくりと1~2分呼吸する」
- 疲れていると抵抗できない
人は、我慢ばかりしていると、最終的には自制心が疲れ果てて、ものすごく大きく誘惑に負ける
- 罪のライセンス
人は、何かをすごくがんばったら、「ごほうびに、じゃあ2,3日さぼってもいいか」と思ってしまう。「モラル・ライセンシング」
- 脳が大きな嘘をつく
「欲求」と「幸せ」は違う。
- どうにでもなれ
人は、ちょっと失敗すると、自暴自棄になって、すべてをぶち壊したくなる。
- 将来を売り飛ばす
人間は、目先のちっぽけな報酬のために、何年か先の莫大な報酬を台無しにする傾向がある。
- 感染した!
人間は、集団の中によくない習慣をもつ人間がいると次第に「感染」していく。
- この章は読まないで
人間は、「XXしてはいけない」と言われると、逆にものすごく意識するようになり、しまいにはそのことしか考えられなくなってしまう。
- おわりに
どれもこれも、「なんとなくそう思う」んじゃなくて、実際に学生を使って心理実験をした結果が、読みやすくまとめられている感じ。
どれもこれも自分に当てはまって、ああ私はなんてフツーの人間なんだろうと悲しくなってくる。というわけで、自分が普通の人間だと思い知らされたくない人は、読まないほうがいいかも知れない。
ケリー・マクゴニガル
大和書房
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