あの逆境ナインが映画化らしい。
逆境ナイン映画化!
私の大好きなマンガだ。もう既に古本屋くらいでしか手に入らないが、あらすじを語るのはやめておこう。一ついえるのは、力がわいてくるマンガだということ
大統領専用の飛行機に唯一置かれる雑誌、「リパブリック」。ニュース雑誌である。
リパブリックに掲載された一記事が捏造ではないかという疑惑から、とんでもない事実が発覚していってしまう。
主人公は、ハリーポッターが成長したような頭の良さそうな青年で、面白い記事を書きまくる。自分も忙しいくせに、同僚にも気を使う。コーヒーを持っていってあげたり、口紅をほめたり、パーティでは好みのビールを揃えておいたりして、非常に細かい気の使いよう。ユーモアもある。トレンディドラマに出てきそうな性格の、かっこいいやつなのであった。
そんな主人公の捏造疑惑。同僚たちはもちろん、主人公をかばう。あの人に限ってありえないというわけだ。
しかも、書かれた記事が雑誌に掲載されるまでには気の遠くなるような何重ものチェックがある。何人もの人間によって見直され、赤ペンを入れられ、弁護士までもが訴訟されないような内容であるかチェックしたりするのだ。
本当に捏造なのか。だとしたら、その何重ものチェックをどうやってくぐりぬけたのか。
真実に近づくにつれ、ぐいぐい引き込まれてしまう作品なのである。