豚ホルモンが安かったので買ってみた

豚ホルモン。

 

 牛ホルモン、すなわち、こてっちゃんは何度も食べたことがあるが、豚ホルモンは未経験だった。

 

 なんだか安かったので、軽い気持ちでひとパック買ってきた。

 

 焼いた。

 

 部屋中に充満する、なんというか、下腹部の中身的なにおい。食欲がマイナス方向にシフトするようなにおいである。

 

 もっと良く焼けば、においもなくなるんじゃないだろうか。

 

 においはなくならないまま、豚ホルモンはこげた。少し食べた。捨てた。

 

 フライパンにキムチ鍋の素と豚ホルモン、そして水を入れて煮込む。再びただよう、例のにおい。煮込む煮込む煮込む。

 

 においは徐々に強くなる。ほどほどのところで火を止め、ひとつ食べる。

 

 私は、フライパンの中身を全て捨てた。パックに残ってた分も捨てた。

 

 一生、相容れることのなさそうなものを発見してしまい、後悔しつつ今回の日記を終わる。