私は折りたためるものが好きだ。
小学校の頃、折りたたみハサミを大事に持っていた。折りたたむと一見、何なのかわからなくなるぐらいに変わった姿になる。
メガネの出来損ないのようになるのだ。
紙を切る局面になると、嬉々としてハサミを変形させ、紙を切る。はっきり言って切れ味は悪かった。苦労して切り終わったら、
またかしゃかしゃっと変形させて元に戻す。
いつだったか、このハサミがついに壊れたときには本当に悲しかった。壊れて使えないハサミを、
捨てるのが忍びなくてしばらく持っていたくらいだ。
時は流れ、大人になってから折りたたみ自転車を買った。疲れたら折りたたんでバスや電車に乗れるなんて!と思って買った。
その様子に興味のある人は"https://zenryokuhp.com/bouken/index.html">冒険のコーナーで見てほしい。
そして今、私の心をがっしり掴む折りたたみグッズは、これである。
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src="http://otoku.ma-to-me.com/archives/bed.gif"
width="300">
"http://www.bidders.co.jp/pitem/28949050/aff/07Jjy7INWmp_cW_odwHLEvG--/920357/IT">
折りたたみベッドだ!
せまいワンルーム暮らしだから、ベッドなどあきらめていた。ふとん暮らしだった。ベッドなんか置くようなスペースはないのだ。
しかし、この折りたたみベッドなら、寝るとき以外はたたんでしまえばいいのでは!よし、このあたりのスペースに置くことにしよう。注文!
しばらくしてベッドが届く。思ったよりでかいベッドが届く。ちょっとした組み立てが必要だ。
ぬうっ。
思ったよりでかいと思ったが、本当にでかい!当初予定していたスペース、窓際に置くのは無理だ。
ちゃんとスペースの大きさを図っておくべきだろう!悪いのは誰だ!私だ。組み立てながら考える。どうしよう。
結局、部屋のど真ん中のスペースに置く事にした。
狭い。もはや、部屋を横断することは出来ない。
そして、毎回折りたたむのって案外めんどくさい!
けど、ベッドに寝るのって気持ちいいなあ…でも部屋が狭いなあ…。
グカカカッ。
ベッドに備わった特殊機能「手動リクライニング」を活用し、その音に驚いて逃げ出す猫を眺めながら、私はぼんやりと考えていた。
今回、私が学んだことは、何かを得るためには何かを犠牲にしなくてはならないということだ。
単に失敗したのが悔しいから言い訳をしているのだが、なんか学んだような気になって今回の日記を終わる。