アバクロに手を出す


 アバクロ。
 アバクロンビー&フィッチの略で、何やら有名な服のブランドだということは知っていた。
 深夜、楽天で上着をぼーっと検索していた私は、なかなかいいパーカーを見つけた。そのパーカーは、いったい何がいいのかうまく言えないけども、全体的に何か、シンプルだけど飽きない、そんな感じを醸し出していたのだ。


▲深夜の私のこころをつかんだパーカー(Abercrombie&FitchKnob Lock Mountain
 そのパーカーに「楽天最安値」「残り数表示△(残り少ないよ!という意味)」と書かれていたせいか、私はコレをカートに入れ、注文を確定してしまった。約一万円。普段ならパーカーを一万円出して買おうなどとは思わないはずなのだが、まあ深夜だったからだろう。深夜には、色々とうかつなことをしてしまうものだ。
 二日後、パーカーが届く。


▲届いたパーカー
 パーカーは茶色い紙の袋に入ってやってきた。袋を開けるとなんというか、アメリカの匂い。洋書の匂いとでも言えばいいのか、火をつける前の煙草のような匂いがしていた。これがアメリカ産の「新品の匂い」なんだろうか。
 袋をばりばりと破り、出てきたパーカーは、あちこちに細かいダメージ加工がほどこされている。胸についている92、つまり1992年から十数年大事に着ているんですよ、みたいな雰囲気だ。
 そのパーカーを着て、ちょっと外を歩いてみる。
 うむ、なんだか気分がいい。「アバクロ」という名前にやられているだけの気がするが、気分がいい。良かったなあ、うんうん、深夜の判断力が低下している時期にうっかり買って良かった。ただし、一点だけ気になることがある。私はMサイズを購入したのだが、アメリカのMサイズなので少々大きかったようなのだ。Sサイズでも良かったかも知れない。
 アバクロには、パーカーの他にもよさそうなミリタリージャケットがたくさんあるようだ。また再び冬がやってきたら購入を検討しようと思いつつ、今回の日記を終わる。
→ 今回購入したショップ 楽天内 e-presents 主に海外ブランドのセール品を仕入れて販売しているっぽいショップ。品数は少ないのですぐ売り切れるようだが、値段は安い。今後ともチェックしていこうと思う。
追記) その後聞いたところによると、92というのは、1892で、アバクロ創業の年を表しているらしい。