ホームページをやめる理由

自分の経験を振り返って、人はどういうときにホームページを閉鎖したくなるかをあげてみた。

 

 

■アクセスが少ないから
■ネタがないから
■飽きたから
■仕事・勉強が忙しいから
■荒らされて疲れたから
■誹謗中傷されたから
■他のサイトと揉めたから
■目立ちたいから
■別のサイトを立ち上げるから
■友達や親にばれたから

 

順に見ていきましょう。

 

■アクセスが少ないから
 どうせだれも見てないし、更新も結構大変だし、やめようかなあというパターン。アクセス数の少ないサイトを続けるのは、無償の愛を注ぎ続けるようなもので非常にエネルギーが要るものだ。しかし、やめるというなら、お疲れ様、と見送ってあげたい。

 

■ネタがないから
 最初に選んだサイトのカテゴリが特殊すぎて、ネタがなくなり更新しなくなるパターン。少し方向転換すればいいのだが、こだわりが強すぎるとそのまま消滅してしまうこともある。これはまあ、しょうがない。方向性は絞れば絞るほど面白いものになるはずなのだが、やはり限度というものはある。

 

■飽きたから
 ホームページに限らず、なんにでも「飽きたからやめる」というパターンは多い。思った通りの成果が出せずに挫折するんだけど、「飽きたからやめるけど、このまま続ければきっと凄いことになってたよ」と言って去っていくパターン。そっとしておいてあげたい。

 

■仕事・勉強が忙しいから
 ホームページ上で「忙しい」を連発し、いつの間にか更新が止まるパターン。「忙しい」と書いてしまうと、掲示板などに励ましの言葉などがたくさん書き込まれ、気軽に更新再開するのが難しい。更新を続けてほしいなら、「忙しい」という発言に「無理しないで下さいね」などのコメントは一切せず、無視しておいたほうが本人も再開しやすいと思う。今は「忙しいなにか」に集中させておいてあげたい。

 

■荒らされて疲れたから
 ホームページを公開していると、荒らしはつきもの。しかし、適当に流さず、真正面から対決してしまい、疲れ果ててやめていってしまうパターン。荒しをしている人は基本的にめちゃめちゃ暇なので、正面から戦っても勝てない。いったん閉鎖したとしても、荒らされた経験を生かして別サイトを立てるなどして欲しい。

 

■誹謗中傷されたから
 ホームページの人気が出てくると、言いがかりやけちをつける人が出てくる。それを真正面から受け取ってしまい、疲れ果ててやめてしまうというパターン。100人のうち、50人くらいは敵に回してもいい、ぐらいの感覚がないとしんどい。いい経験として、どんどんずぶとくなってほしい。

 

■他のサイトと揉めたから
 他のサイトともめて、「xxさんと揉めたので閉鎖します」と捨て台詞を残してやめるパターン。「xxのせいで閉鎖しちゃったじゃないか!」というファンの援護射撃を期待している場合が多い。これをやってしまったサイトは、復活しずらいと思う。しかし、援護射撃がうまく働いて相手をやっつけてくれたりすると、味をしめて揉め事を起こすたびに閉鎖宣言をするサイトも出てくる。最後には引っ込みがつかなくなって本当に閉鎖するので、そっとしておきたい。

 

■目立ちたいから
 「やめる」と宣言することで、引き止めてくれる人が出てくるのを期待するパターン。そのうち引き止める人も居なくなって自然消滅するが、別人のフリをして別サイトで復活することもある。そっとしておきたい。

 

■別のサイトを立ち上げるから
 別のサイトを立ち上げて、今のサイトの更新頻度が落ちるからといって律儀に閉鎖するパターン。更新してなくても面白いサイトは山ほどあるのに、もったいない話。しかし、閉鎖するというのなら、「今まで楽しませてもらいました、ありがとう」と見送ってあげたい。

 

■友達や親にばれたから
 サイト上で真の自分を解放していて、友達や親など実生活に深い関わりのある人に正体がばれて、恥ずかしくてやめるパターン。真の自分を解放している人のサイトは面白いものだが、もったいない話。知り合いのサイトを何かの弾みで知ってしまっても知らないフリをしてあげたい。

 

 

最後に

 

皮肉なことに、サイト運営を運営を真剣に考えている人ほど、何かの弾みに閉鎖してしまうことが多い気がする。道中休んでもいいから、もっといい加減な気持ちで運営してって欲しい。そんでもって細く長くでいいから続けて欲しいと思う。

 

私は、いい加減な気持ちでサイト運営を続けた結果、今年で6年目である。いつも見に来てくれている人は、「最近更新がないじゃないか!」などと言わず、よその面白いサイトに浮気しておいて欲しい。いや、浮気じゃなく、本気でもかまわない。

 

「なくても全然困らないけど、あればたまには行ってみようかと思えるサイト」

 

そんなスタンスでだらだらとやっていこうと思う。