床屋に対する興味

20台の頃はちょっと背伸びして美容院に行ったりしていた。けど、床屋と比べて、単に若い美容師がやっているだけのような気がしたので行くのをやめた。

 

私のイメージでは、美容院に行くととてもかっこいい髪型にしてくれるという期待があった。待合スペースに置いてあるアイドル雑誌を見ながら、このアイドルと同じ髪型にしてくださいと言っている客を目撃したこともある。

 

ところが出来上がった髪型はどうだろう。ときどき切りのこしの髪があったりして、なんだか雑な感じ。もしかしたら、当時通っていた美容院がだめな所だったのかも知れない。

 

美容院がだめというよりは、床屋で別にいいじゃんみたいな気持ちが強かった気がする。床屋で作ってくれる髪型も特に気に入らないわけではないのだ。

 

ちゃんと顔も剃ってくれるし、何故か肩を叩いたりするなどのマッサージもしてくれる。いちいち細かく注文をつけなくても「短くして」とでも言っておけば、床屋のおっさんの裁量で適当にバランスを取ってくれるのだ。

 

思えば当時は、床屋に通っていることを恥ずかしいことのように思っていた。今は堂々と床屋に通い、切ってもらっているときは居眠りしたりできるくらいになった。これはおっさんになったということか。おっさんバンザイ。おっさんは楽でいい。

 

床屋に限らず、これからもおっさんとして人生をエンジョイしていきたいと思いつつ、今回の日記を終わる。