ちょいこだわり調味料 キャベツのうまたれと薩摩ポン酢


 今、石垣島ラー油というこだわり調味料がブームらしい。入手困難で1年待ちだ、という特集をTVでやっていた。
 そのついでに、キャベツのうまたれという調味料の紹介をやっていたのだが、番組の内容がちょっと頭の中でごっちゃになってしまい、「1年待ちとか言って、楽天で買えるじゃないか」と思った私は、石垣島ラー油と間違えて、キャベツのうまたれをネットで注文した。
 →前回届いたキャベツのうまたれ
 ハードルが高すぎたせいか、最初の感想は「うーん、おいしいけど思ったほどじゃあないな」だった。
 しかし、やがて毎日のようにキャベツの千切りにうまたれをかけて食べないと物足りなくなり、ついには使いきってしまった。
 だが、冷静になれ、私。
 そこいらの類似品も似たような味なんじゃないのか。違いがあったとしても、あまり味覚の鋭くない私には判断付かないんじゃないのか。と、近所のスーパーで偽物をゲット。


▲ニセモノ、というわけではないが。
 ニセモノ呼ばわりするのは失礼だけども、キャベツにかける酸っぱい調味料という意味では、ブームに乗っかって作ってみたという感じが強い。だって、製造元は関東だ。キャベツにふりかけて食べてみると、なるほど味が似ている。だが、酸っぱ味のまろやかさがぜんぜん違うのだ。
 以前、沖縄に行ったときに食べたもずく酢は、酢のまろやかさが普段私が使っている酢とは別物だった。酢の部分だけをごくごく飲めてしまうほどだった。そんで、もう一杯おかわりできてしまいそうなほどだった。
 このニセモノに入っている酢は、私が普段使っている一般的な酢の味。だが、あのキャベツのうまたれに入っていた酢は、あの「まろやか酢」っぽいのだ。
 これで「キャベツのうまたれ」をリピート購入する決心がついた。
 ところで、送料がもったいないからと、同時に購入した調味料がある。

 薩摩ぽん酢だ。聞いたこともない、特にものすごく高いわけでもないポン酢。けれども、こいつは、甘みがあって酸っぱさがまろやか~な、私には未体験のポン酢だった。水餃子につけて食べたり、ゆでた野菜をつけたりして食べるとたまらない。
 酢が大好きな私の彼女は、もう、何にでもかけている。こないだはラーメンにどばどば入れているのを目撃したが、そっとしておいた。
 実はもう一つ、九州方面のごま油というのを取り寄せたのだが、これはそこいらのごま油との違いがいまいちわからなかった。酢が入ったごま油とかなら、私にも違いがわかったかも知れない。うすうすわかったのは、とにかく九州地方の酢は、別物だということだ。コップに注がれて飲めと言われたら飲めるほど。だが、近所のスーパーで「鹿児島の黒酢」と書いてあるものを購入してもいまいちで、取り寄せないと「まろやか酢」が手に入らないのだ。厳しい世の中である。
 とりあえず「キャベツのうまたれ」と「薩摩ポン酢」はリピートして、実家にも送ってやろうと思った。
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