代官の住む山


 代官山と言えば、何故か女の子が服を買いに行きたがる場所、というイメージがある。
 偉そうに権力を振り回す、お代官様が大勢住んでいる怖いところなのかも知れない。なにせ、現地に行ったことがないのだ。「山」と言っても、紅葉が美しい山みたいなとこじゃないってことは、うすうすはわかっている。
 そんな代官山という地名を、堂々と店名に掲げるショップを見つけた。その名も代官山ボディバター
 あまりファッションセンスというものに縁がない私が見ても、がつんとインパクトを感じるデザインの服を多くリリースしている。なんとこの店、自社で服のデザインから作り上げるところまで全部手がけているのだ。私がグッときたジーンズをあげてみよう。
 

羊皮がところどころに使われているジーンズ。
 

あちこちに謎のベルトが使われているジーンズ。
 

後ろのデザインが非対称でかっこいい。小尻に見えるジーンズ。
 

オイル加工で革パンっぽく仕上げたジーンズ。
 どれもこれも、私の心をわしづかみだ。実際に履くとなると、ちょっとデザインがかっこよすぎて躊躇してしまう気がするが、今のうちに履かないと、年を取ればとるほどますます躊躇してしまうことだろう。よし。
 そう思って、とりあえずどれか一つ買ってみようと思った私に旋律が走る。
 ジーンズ一本、約2万円。私の感覚では、高い。む、だが、これだけのデザインならば仕方あるまい。値段に納得した私が次に直面したのはサイズ問題。
 なんというか、どれもこれもMサイズは小さめ、Lサイズは大きめなのだ。Lは大きすぎるのでMを履きたいが、サイズ的に尻が入らないおそれがある。サイズが合わなかったら交換OKとのことだが、私はちょうどいいサイズのが欲しいのである。これはもう、やせるしかあるまい。
 そして、よくよく見ると、欲しいサイズとかカラーが売り切れまくっていた。
 考えに考え抜いて、画面をスクロールさせ、注文ボタンをクリックしようとしたところで売り切れ。ちくしょう。
 その他、いいデザインの割に安いなと思ったカバンなども軒並み売り切れていた。これはもう、こまめにチェックして再入荷とか新製品が発表されたら即買いするしか方法はないだろう。そして、若干痩せておかなければ。とりあえず、メルマガを購読しておこう。
  最近ちょっと、色々買いすぎだよなぁと反省しつつ、今回の日記を終わる。