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古雑誌ハンター
世間の何か
平日の朝7時。
やけにトラックがあちこちを走っていた。大きさは2トントラックくらいだろうか。
ごみ回収場所に古雑誌などが捨ててあると、一時停止して回収していく。そうか、今日は古紙回収の日だったのか。
それにしても、こんなにたくさんの台数が回収だなんてすごいなあ。1台で済むような古雑誌を5台くらいで奪い合っているようだ。
と思っていたら、本当に奪い合っているようだ。
自転車で走っている私の前にすごいスピードで割りこんできて、急ブレーキで止まる。なんなんだと思ったら、古雑誌の山が捨ててあって、それを回収するようだ。
うむ。
おかしい。おかしいぞ。
あれは少なくとも、お役所仕事系の動きではない。飢えた肉食動物のような動きであった。
色々調べてみたが、たぶん、こういうことではないのか。
古雑誌の中には結構な価値のあるものがあり、中には単行本がまとめて捨てられていることがある。
価値がありそうな本はヤフーオークションやブックオフに買い取ってもらうことができ、売れない本もたくさん集めればキロあたり何円かで古紙業者に売ることができるのだ。
つまり、2トントラックがあれば元手なしで、お金が儲かるのではないか。捨ててある雑誌を回収するために登録が必要なのか、その登録がどれくらい難しいのかはわからない。
まあでも、そういう簡単にもうかる系の仕組みというのはライバルが多くて大変そうだ。雑誌を奪い合って事故を起こさないよう祈りつつ、今回の日記を終わる。
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