私の中にはどうしようもないネガティブさがある。
そのうちの一つが、なまけ心。やらなければならないことがあるのに、ついついインターネット上の面白い読み物を読みふけってしまうのだ。受験生がちょくちょく部屋を掃除したくなるのと同じ感覚である。
今回読んでいたのが、
仲間由紀恵のてーげー日記だ。1999年ごろのもので、仲間由紀恵は19歳から20歳。
はっきり言って、若い女性タレントの日記に、あまり興味はなかった。あたりさわりのない文章にDVDや映画などの宣伝を折り込んだ文章がぽつりぽつりと並んでいる、という程度だろう。私はそれを見て小さなため息をつき、ブラウザを閉じるはずだった。
しかし、「つかれた」「もう寝る」「イライラする」「ションボリ」などのネガティブキーワードがちりばめられた日記がそこにあった。
そして面白い。媚びず、狙わず、独特の表現。1年ちょっと分の日記を、いっきに読んでしまった。
少し、トクした気分をかかえつつ、やらなければならないことに戻ろうと思う。