音痴に感心


 朝、目ざまし用にタイマー設定したTVが自動的にオンになり、ズームインSUPERが映っていた。
 この番組には、「ズーミン占い」というコーナーがあり、マスコットキャラクターの鳥が向く方向を当てたら今日はラッキーです、という、ほんとにそれ占いなのかと言いたくなるが、まあ、そういう占いをやっていた。
 この日はたまたま特別バージョンで、名探偵コナンがズーミン占いの歌を歌っていた。
 それはいいのだが、「ズーミンズ~どっちむくの~♪」という歌が、もう、考えられないくらい音痴なのだ。
 どうなってるんだ。
 もうちょっと練習してから歌った方がいいのではないか。誰も突っ込まないままオンエアされてしまったのか。
 そのコーナーは、すげえ音痴だなみたいな突っ込みもなく淡々と終了。どうしてだ。気を使ってるのか。
 数日後、驚愕の事実を知った。
 名探偵コナンの主人公、江戸川コナンは、とてつもなく音痴、という設定だったのだ。(Wikipediaの江戸川コナン解説
 すごい。
 私も名探偵コナンの劇場版を何本かDVDで見たが、音痴という設定には気がつかなかった。
 特に何の説明もなく、しかもリアルに音痴な歌い方でいきなり朝の番組にどーん、と出すなんてすごすぎる。
 あの音痴は、きっと何回も練習を重ねたあげくのリアルに仕上げた音痴だったのだ。すっかりだまされた。
 というようなことを、劇場版 名探偵コナン戦慄のフルスコアのオープニングを見て思ったのだった。一時停止にしておいたDVDを再生しつつ、今回の日記を終わる。

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