私の部屋には、広さの割りに物がありすぎる。
あ、これ便利、これ、やってみようなどと色んなものに興味を持ったあげく、使いもしないくせに捨てられないものがめちゃめちゃ増えてしまったせいである。
たちの悪いことに、いつかまた使うだろうと思っているので、年末の大掃除のときにも捨てられない。
ひっぱりだしてきてほこりをはらい、またしまう。こうして、どんどん余計なものが増えていくゴミ屋敷の才能を持つ我が部屋なのであった。
しかし、ととっこ団が暴走したりするため、思い切って物を処分することに決めた。最近は粗大ゴミを出すのにもお金がかかるので、なかなか踏み切れないでいたのだ。
まず、二台のビデオデッキである。これは、片方の録画機能が壊れたのでもう一台を買ったのだが、再生だけは出来るという理由で置いてあった。しばらく使わないでいたら二台とも壊れていたのが判明したが、そのまま放置していたのである。ちなみに、テレビ・ビデオ・DVD一体型のテレビは新たに買ってある。不用品を捨てずに新たに物を買う、だめなパターンなのであった。
次にスノーボード。いつかまた行くだろうと、そのままにしてあったがかれこれ6年ほど行っていない。これも、いざとなったらボードをレンタルすればいいやと処分に踏み切る。さらばスノーボード。私が人に胸を張って話せる数少ない趣味よ。
そして、ベースとアンプ。これなんかは、十数年触っていない。会社仲間でバンドをしようといったときにポジションがベースしかあいてなくて、弦が4本だから私にも出来るかなと購入して練習してたらバンドのリーダーが会社をやめてしまって、行き所を失った楽器である。まだ使えるからと、使う予定もないのに放置してあって、めちゃめちゃ邪魔なのであった。
他にも、本体はとっくに壊れたのにスピーカー部分は使えるからとしまってあるミニコンポや、数年ぶりに発掘したふとん乾燥機、懐かしいけど決して聞かない当時のCDなど、99%使わないけど、1%の確率で必要になるゴミ予備軍があちこちに眠っているのだった。
何かを手に入れるときには、何かを捨てねばならない。
部屋を片付けながら、なにやら人生の教訓を学んだような顔をしつつ、今回の日記を終わる。