Windows2008サーバには、起動オプション/fastdetectがなくなった?

/fastdetectってなんだ?

 

WindowsXPや2003 Serverには、Boot.iniというファイルがあって、デフォルトだと起動オプションに「/fastdetect」というオプションがついている。

 

 これはなんのためのオプションかというと、シリアルポートにシリアルマウスが刺さっているかどうかのチェックをしない、というものだ。

 

 シリアルマウス?! それは、当時、RS232Cポートとか呼ばれていた差し込み口に刺して使う、古い古いタイプのマウスだ。そんな古いマウス使ってるやつぁいねぇというわけで、デフォルトではシリアルマウスチェックを行わない設定になっているようなのだ。

 

Vista以降はBoot.iniを使わなくなったようだが

 

 最近のバージョンのWindows、VistaやWindows7、Windows2008サーバでは、Boot.iniを使わなくなったこともあって、/fastdetectに相当するオプションはデフォルトでは設定されていないっぽい。

 

 Windows2003サーバ→Windows2008サーバへの移行時に、起動オプションを変えてしまって大丈夫か!?という場面に遭遇したので、一応覚書しておこう。

 

 現時点での私の結論は、「2008サーバでは、/fastdetectという起動オプション指定はなくなってしまったらしいので、気にしなくてOK」ということだ。もしかしたら、特殊なケースで問題が出るかもしれないが、それはそのときに考えることにして、今回の覚書を終わる。