携帯電話の白ロム?


■シロロム?
 少し前、携帯電話の買い換えを検討していたときに、ネットで情報を集めていたら「白ロムの携帯電話」という言葉が目に入った。
 なんとなく、怪しい言い回しだ。何か不正な目的で携帯電話の内部情報を書き換えたようなヤバい代物なんじゃないかと思っていた。
 ところが。
 これは、「電話番号情報などを消去して、まっさらな状態にした中古の携帯電話」ということだ。携帯電話の機種変更をすると、古い方の携帯からは電話をかけられないし、かかっても来ない。メールだって送れない。早い話が、機種変更済みの不要になった携帯のことである。
 私は機種変更したあとの古い携帯は、いらないから処分してくれと携帯ショップにいつも頼んでいた。しかし、機種によってはこれがそこそこの値段で、オークションなどに出品されているのだ。
■白ロム携帯電話の使い道
 実は、白ロム携帯電話と、今使っている携帯電話を携帯ショップに持って行くと、白ロム携帯電話に事務手数料のみで機種変更してくれるらしいのだ。(ショップによってはだめなところもあり)
 携帯がボロくなってきて買い換えたいけど、高い新機種は不要だなあ、という人は、白ロム携帯電話(中古)を安く買ってきて、「持ち込み機種変更」をするのである。その他、携帯電話を水没させちゃったというような、保証の効かないぶっ壊し方をしてしまった場合にも白ロム携帯電話があればとりあえず急場はしのげる。
■白ロム携帯電話をゲット
 というわけで、普段ならリサイクルに回す、機種変更済みの古い方の携帯電話を持って帰ってきた。持って帰ってきたのだが、うっかりして充電器と電源アダプターを捨ててしまった。先ほど、ピィーと悲痛な音を発して、携帯電話が電源切れになり、息絶えたところである。
 「いつかは役に立つかも」と思って持っているものは、だいたい何の役にも立たず場所だけとって最後には捨てられてしまうものなんだよなあ。

 不要なものをスパッと捨てられる、思い切りのいい大人になりたいなと願いつつ、今回の日記を終わる。