結婚前、オレンジのTシャツを着て妻に会いに行ったら、すごく嫌がられた。
私としては、私自身が周囲に放つ地味さ加減を補うべく、オレンジ色のTシャツを装着していったのだが、「似合わない、いけてない」とのことであった。また、私はジャケットとかズボンとか単品で気に入ったものを買う傾向があった。結果としてそれらを組み合わせてみるとチグハグな感じになってしまうのだ。早い話が、服装がイケてない人である。
それに対して妻の持っている服は、一つ一つは何の変哲も、面白みもないのだが組み合わせるとしっくりくる感じになっている。
うむ、私もこれからは面白みのない普通の服を組み合わせで良く見せる方向にシフトしていきたい。
そして、「結婚している人の小奇麗さ」を身につけていきたいのだ。そこで、妻に聞いてみる。
「服の組み合わせ方って、なんかコツあるの? この色とこの色は合うとか…」
しかし、返ってくる答えは「わからない。勘」とのことである。
実際に売り場でシャツとジャケットを合わせてみて、フィーリングで決めるということなのだ。
なんてテキトーな、とは思うものの、実際にコーディネートされた結果を見ると、たしかにしっくり来る組み合わせにはなっている。謎だ。重要なポイントは、「組み合わせやすそうなクセのない服を選ぶ」ということらしい。私はクセのある服が大好きだ。困った。
そこでネットで調べてみると、手っ取り早いサイトが見つかった。
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『MENZ-STYLE』
それは、「女性が選んだ男性服を販売している」というサイト。最近の通販サイトは色々考えてきやがるな。
20代くらいがターゲットかなあ、ちょっと若向けかなあ、とは思うが、奇抜なデザインは特になく、色も無難そう。ここから適当に選べば、女性ウケはそこそこいいんだろう。
でも、自分の着たい服を着るという爽快感は、あれはあれでいいものだ。周囲の人にはおおむね不評だったかも知れないが、オレンジの服を着て初めて近所をうろついたときの爽快感は素晴らしかった。
妻が外出しているときにでも、こそこそとオレンジの服を着てみるかな…きっとオレンジの服にも合うコーディネートがあると思うのだ。
そんなわけで、女子受けするスマートなコーディネートをパクってみたいという人は参考にしてみるといいんじゃないだろうか。
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女子受けコーデ満載のメンズ服ショップ MENZ-STYLE