銀行に口座を作ろうとしたら、「反社会的勢力ではないことの表明」を求められた


 家賃振込み用に、京葉銀行に総合口座を作った。
 とりあえず、身分証明書と印鑑があれば口座を作ることができるのだが、申込書には「私は反社会的勢力ではございません」の欄があって、そこに同意の印鑑を押すようになっている。

 まあ、暴力団関係者に口座を作らせないようにしよう、というのはわかる。けど、同意書に印鑑を押したって、それが本当かどうか調べようがないんじゃないのかなあ。
 これはきっとあれだ、何か問題が起こって「どうして銀行は悪用される可能性がわかってて口座を作ったんだ!」と批判されたときに、「いえ、ご本人は違うっておっしゃってましたもん。うちも被害者なんです」というふうに矛先をかわすためのものなんだろう。
 と、予想したところで色々調べてみると、ちょっとだけ違った。

「反社会的勢力の排除に関する規定」 お客さまが次の項目の一つにでも該当し、取引を継続することが不適切である場合には、取引を停止または解約することができる規定です。


 京葉銀行:反社会的勢力の排除に関する規定の導入についてのお知らせより
 振り込み詐欺の類が行われたときに、強制的に口座を凍結するための規定のようだ。被害を最小限に留めるための措置という感じである。ひねくれたことを言って悪かった。
 また、ブラックリスト?の共有化も進んでいるらしい。口座を作るだけでx万あげます、みたいなのをネットでもたまにみかけるけどもそんなのに乗っかると、振り込み詐欺の片棒をかつぐことになり、ブラックリストに名前を載せられて一生銀行に口座を作れなくなってしまうので注意しよう。
 注意しようとか書いてみたけど、まあ、普通の人は言われなくてもそんなのに手を出さないと思う。
 それはともかく、窓口のお姉さんは素敵スマイルを振りまいていて、客のおっさんが楽しそうにお金を預けていたなあ。私もひそかに素敵スマイルでいい気分になりつつ、今回の日記を終わる。