おかずの教科書をもとに、しょうが焼きっぽい代物を作った。
豚ロース2枚がすでに二日前に賞味期限を終え、そろそろ危険な匂いを放ち始めていたので、使いたかったのだ。
本当はもうちょっと薄い肉を使うべきだし、ちゃんとタレに付け込んでおかないといけないはずだし、野菜部分も色どりに欠ける。
終わってから考えると、今回参考にしたのは、「しょうが焼きのたれ」の作り方だけだった。しょうゆ・酒・しょうが・みりん・しょうが(チューブ)を混ぜるとのことだったが、そういえばどういう分量で混ぜるかを確認した記憶がない。
とにかく、肉を焼いてからしょうが焼きのたれらしきものをぶっかけ、玉ねぎとレタスを刻んだものをどかどか入れて炒めると、なんだかそれっぽいものができていた。
においOK。
ちゃんとしょうが焼きの匂いだ。
肝心の味は。
おそるおそる口に入れて、もぐもぐしてみると、まあまあ私の守備範囲内に収まる出来栄えで、しょうが焼きっぽい味がしていた。
上出来だ。しょうが焼きの匂いがして、しょうが焼きの味がするならば、それはもうしょうが焼きだと断言していいのではないか。
これが私のしょうが焼き。
うーむ、なんだか嬉しい。
これからも家庭料理をちまちま作る方向でがんばりつつ、今回の日記を終わる。