有頂天ホテルを見た

邦画はいまいち見る気になれない私だが、三谷幸喜が監督をやってるとなれば話は別だ。

 

 そんなふうに思っているつもりだったが、結局映画は見に行かずに、DVDが出てから見た私なのだった。なんなんだ。

 

 主人公は23人だという。特に数えたりしていないが、皆、どこかしらネガティブな一面を持つ個性的な客やホテルの従業員が主人公ということだ。

 

 ストーリーの流れは、まるでばらばらのジグソーパズルが少しずつ組み上がって、完成していく様子を見ているような気持ちよさ。ある人の失敗が、別の人が立ち直るきっかけになっていたりする。人間関係の連鎖反応。

 

 面白かった。文句なく面白かったと言っておこう。面白い映画はあらすじさえ話したくなくなるものだが、この映画はまさにそんな感じなのだった。
★★★★★