白石さん、白石さん。
心の中でぶつぶつとつぶやきながら、私は近所の小さな本屋に向かう。
入り口を入ってすぐの、人気の書籍が置いてあるコーナーを探す。人気の書籍は、ここに何冊も平積みにされているのだ。
ふと棚に貼ってある「書籍ランキング」を見ると、「生協の白石さん」が一位。
そうか、もうすでにそんなに人気になっていたのか。
しかし、そのコーナーには、白石さんはない。ざっと本屋の中を探してみたがない。店員に聞いたら、「売り切れです。取り寄せできますが…」
とのこと。
本屋の取り寄せは時間がかかるから嫌いだ。
私は家に帰り、なんだかもやもやしたものを感じていた。読みたいなあ。白石さん読みたいなあ。今すぐ読めないとわかると、
ますます読みたくなるという、小さな子供のような状態の私だった。
翌日、今度は大きめの本屋に行く。3冊あった。あぶないあぶない。そして、無事に「生協の白石さん」をゲットしたのである。
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▲やっとの思いで手に入れた生協の白石さん
ふざけた「一言カード」にもユーモアのある回答で接した大学生協職員と、お客である学生たちとのやりとりが延々と載っている。
ちょっと心温まる、ほんわかした本だと思って読んでみた。
とんでもない。これを電車の中などで読むのは危険である。食事中に読むのはもってのほかである。口の中のものを噴出してしまったり、
声を上げてしまったりするからだ。
この本に、ひとこと言っておこう。
読んでいる間、めちゃめちゃ楽しい気分になってしまった。
どうもありがとう。