Wiiのバーチャルコンソールで、
はじまりの森をプレイ。
選択肢を選んでいく方式のアドベンチャーゲームだ。
私は知らなかったのだが、スーパーファミコン時代の「
ニンテンドウパワー」というカセット書き換えのゲームだったらしい。そんなサービスがあったことさえ知らなかった。
それはともかくスタート。
都会からいなかのじいちゃん家に遊びにきた少年が、不思議な体験をする、というストーリー。
画像はスーパーファミコンの荒いドット絵だし、音楽も今時の超高性能ゲーム機に比べるとしょぼい。
しょぼいはずなのだが、なんというかプレイする者の想像で、世界が必要以上に広がってしまうのだ。ドット絵時代のファイナルファンタジーの戦闘シーンを見て、必要以上にカッコイイ戦いの場面をイメージしてしまうのと同じ感じである。たぶん。
最初に電車でトンネルを抜ける、というシーンがあって、うわあしょぼいなあ、と思うのだが、徐々にそんなことはどうでもよくなってくる。というか、いや、このドット絵じゃなきゃあダメだくらいに思えてくる。いなかの村をうろつき、情報をあつめていく。そんな地味な行為になぜか熱くなってしまう。
ラストでは、グッときてしまった。期待せずに見た映画が、予想以上におもしろくてエンディングで拍手を送りたくなるようなそんな気分なのであった。
「ファミコン文庫」というサブタイトルがついているのだが、別のお話は作られなかったんだろうか。あったらまた、バーチャルコンソールで遊べるようにしてほしいなあと思いつつ、今回の日記を終わる。