宇都宮で餃子を食う


 土日に宇都宮に餃子を食べに行ったので、ちょいと記録しておきたい。
■交通
 行きは新宿発宇都宮駅着のJRバス。10:40出発の13:00すぎごろJR宇都宮着。バスは全席座席指定で、高速バスネットで空席確認・予約ができる。できるのだが、たぶん大丈夫だろうと思って乗り場(JR新宿駅新南口・・・東口から出て甲州街道わたったとこだ)で切符を買った。2,000円。八割くらいの乗車率だった。
 帰りはJR宇都宮駅→JR新宿駅の湘南新宿ライン(1,890円)+グリーン券自由席(750円)で。時刻表で行き先が「新宿」または「逗子」となっている電車に乗れば新宿までたどりつける。だいたい一時間に一本。グリーン席は途中から混み出して、人々がダッシュで席取りをしていた。宇都宮は始発駅なのでグリーン券買ったのに座れなかったよ!ということもなかった。
■餃子店
 今回行ったのは、3店。
 みんみんパセオ店(リンク先はgoogle map) 駅ビル(パセオ)内にあるこぎれいな餃子店。
 到着時(午後1時すぎ)は店の前に長蛇の列、というか5,6人くらいだったが、人が並んでおり、腹ぺこぺこで餓えていた私と友人はあきらめた。翌日、朝10時頃行ってみると、やっぱり人が店外にまで並んでいた。しかし、それは店の入り口に券売機があるため、「券売機渋滞」が起こっているだけだったのだ。店の中にはほとんど人が居なかった。
 券売機方式なので、少し餃子食べてまた追加、ということがやりづらい。やってはいけないのかも知れない。
 メニューは焼き餃子と水餃子。あとはライスがセットになっているようなのもある。注文してから出てくるまで、比較的早い。


▲焼き餃子三人前
 皮は薄めで、中身はほろほろっとくずれる感じ。おいしかった。友人と奪い合うようにして食べた。


▲水餃子。 一つ食べちゃってから写真を撮ったような気がする。
 水餃子が浸っているのは、お湯っぽかった。超薄味のスープだったかも知れない。取り皿が一人一個のみの配給制(?)で、取り皿にはタレを作ってしまっているし、ダイレクトに食うと口をやけどするし、あーっもうどうしたらいいんだ!というほどではないが、少し困った。水餃子は一人一皿食えということなのかも知れない。というか、取り皿くらい、言えばもらえたかも知れない。


▲餃子に合うビール、「餃子浪漫」
 宇都宮のなんとか餃子の会と共同開発したというビール。ものすごく餃子に合う!とのことだったが、ビール音痴の私は、普通のビールでも別にいいんじゃないかと思った。まあでも、この名前は雰囲気を盛り上げる。
 イキイキ・ギョウザ 宇都宮駅東側にある餃子店。笑ってしまうほど多数の餃子がある。
 町の売れてない定食屋のような安っぽい看板が不安をかきたてる。店内は古びた感じで、小汚い。
 だが、ぼろぼろのメニューを開くと笑ってしまうほど多彩な餃子名が並んでいた。ニラ、シソ、キムチ、チーズ、クルミ、ホタテなんかは無難なところだろう。チョコレート、ヨーグルト、フルーツなどの「ええっ!?」と思うものや、猿おこる餃子、生み立て餃子、泳いでいる餃子など、とんちが効き過ぎてなんだかわからないものまである。
 結局、無難そうな餃子ばかり10種類入った「いろいろ餃子」を二皿と、キムチ餃子、ウニ餃子を注文。


▲いろいろ餃子、キムチ餃子、ウニ餃子
 皮は厚めで、なかなかのボリューム。腹にずっしりたまる感じだ。チョコレート餃子には挑戦してみたかったが、5個もあるのか・・・と思って躊躇したあげく、食べなかった。今となっては悔やまれる。おおむね満足なのだが、注文してから出てくるまで時間がかかる。
 宇都宮餃子館(駅東店) 派手な看板があって目につく感じ。店舗数も多い。めちゃめちゃ朝早く(朝6時半)から営業している店もある。
 イキイキギョーザの直後に、はしご的な感じで行った。それなりに種類がある、無難なお店という感じ。当時の私は餃子の食い過ぎで腹が破裂しそうだったので、余裕がなくて写真はとっていない。
■宿泊
 ホテルサンロイヤル宇都宮 めちゃめちゃ安い訳でも、設備がとてもいい訳でもなく、駅からも微妙に離れているという、まあフツーのビジネスホテル。部屋がタバコくさかったので、次回からは禁煙部屋のあるホテルを選ぼうと思った。
 ホテル一階の喫茶店では、苦虫が店員をやっていた。いや、苦虫をかみつぶしたような、今、まさに噛んでいる途中のような顔のおっさんが店員をやっていたのだ。今後、私の人生において苦虫という言葉に連想して、あのおっさんの顔が思い浮かぶことになるかも知れない。
■宇都宮での移動
 「循環バス」というのがあって、宇都宮周辺をぐるぐるまわっているんだなと、宇都宮駅手前で乗った。数百メートル先のJR宇都宮駅で「終点です」と言っておろされた。「循環じゃないんですか?」「いいえ、違います」 えええーっ。もう乗らない。
 乗る人は、JR宇都宮駅が一つの区切りだってことを覚えておこう。
■観光
 宇都宮タワー なんか見物しようと、駅の北西にある宇都宮タワーに。


▲県庁 工事中だった。特にみるようなところはない。
 バスに乗って、県庁付近で下りる。階段をずんずん上っていくと、宇都宮タワーだ。肉体がおっさんと化している、というか、精神もおっさんと化している私は息が止まりそうになりながらなんとかたどり着いた。


▲宇都宮タワー
 タワー付近には熊ん蜂がいっぱいいて、友人のMえだ氏が面白いくらい逃げまどっていた。せっかくなので展望台に上る。


▲展望台
 展望台に上るには300円。300円の価値はあるかというと、たぶんないのだが、ここまで来たんだからという気持ちが300円を凌駕してしまうのだ。展望台には座るところも、飲み物も置いてないので、もう、さっさと降りた。
■まとめ
 宇都宮は都会で、田舎好きの私としてはノーマークだったのだが結構楽しかった。人はそれなりに多かったが、東京の「酔うほどの混雑」ではないし、人々も礼儀ただしい。餃子もおいしかったし、いい街だなあと心に刻みつつ、今回の日記を終わる。