アオイホノオ4


 漫画家志望のダメな若者が、自分以外のものすごい才能に凹みつつも、なんとか生きていく、そんなマンガ。

 今回は、主人公の根拠のない自信が粉々に砕かれる。ホンモノの「才能」がすぐ近くに現れ、自分の存在が取るに足らないものかも知れないと気付かされる。そんなとき、人はいったいどういう行動をとるのか?
 そこらへんが面白い。逆境に立たされて、ものすごいパワーを出して逆転、したりしない。だけど、打ちのめされてどん底に沈んで、でもまた虚勢をはったりしながらなんとかやっていくのが、フツーの人である私には、とっても共感できるのだ。
 私も色んなことに打ちのめされつつも、なんとか虚勢を張ってやっていこうと思う。