サハラ 相棒がやけに心に残る冒険もの

トレジャーハンターが砂漠を冒険してお宝を探すという話。

 

 私は冒険ものが好きである。特に、お宝を探しに危険なところに出かけるという話は大好きである。何故なら、やってみようと思ってもそう簡単に出来ないからだ。簡単に出来ないことを疑似体験させてくれる、私の好みはそういう映画なのである。

 

 この作品、主人公とヒロインというお決まりのパターンのほかに、主人公の相棒、「アル」という男が出てくる。小さな頃から主人公と一緒で、世界の珍しいものを発掘する団体に主人公と一緒に属している。

 

 こいつがかなり、いいキャラしてる。

 

 大砲を外に出す扉がひっかかって開かないと、「外から開ける」と言って、攻撃ヘリがうろうろしているところに無造作に飛び出していく。今居る建物が爆破されそうなときに「爆弾を探しにいく」と言う主人公を制して、「おれが探す。お前は女を」と言ってのける。銃やミサイルで武装している種族につかまり、いつのまにかその種族の子供と仲良くサッカーを始める。主人公に、ジョークの効いた抗議をする。ネクタイとかターバンがうまく巻けない。

 

 ちょっと子供っぽいところがあるくせに、ピンチに陥ったときにはめちゃめちゃ頼りになるやつなのである。主人公よりかっこいいのである。

 

 冒険ものということで楽しく見れたが、相棒の「アル」のおかげでさらに楽しめたのだった。

 

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